[E:note]まず昨年10月メジャーデビューし、2作目となる『SAKURAグッバイ』の発売に向けてどのように過ごされていたんですか?HARUNA(リーダー):まだ3人高校生(MAMIとTOMOMIが卒業)ということで、平日はぜんぜん仕事はないんです。だから休日が本当にすさまじいことになるんですよ、朝から晩までぎっちり入って。その中でレコーディングをしたりリハーサルをやったり、なんかすごい濃い4ヶ月だったなぁと思います。[E:note]メジャー第一弾を出して、休まずって感じ?HARUNA:休まず、というよりは、今回の曲のレコーディングをしつついろんな曲を作っているのです。[E:note]今回の『SAKURAグッバイ』はどなたが作詞をされたのですか?TOMOMI:私です。[E:note]卒業ソングということですが、この春で卒業するTOMOMIさん自身、どんなことを思い描きながら書きました?TOMOMI:じつはこの曲はインディーズのころからあった曲なんですが、そのときも卒業をテーマに書いたんですね。当時はまだ卒業に近くなかったので、「卒業」って言ったらなんかピンとこんくって、せつないだけの歌詞を書いていたんですね。でも今回、シングルになるということで歌詞もアレンジも変えまして、また、私とMAMIはこの春高校を卒業で、なんて言うんでしょう、卒業が近づいてみて、せつないだけじゃないってわかったんです。 卒業した後は、私だったら上京してSCANDALをガンバロウ!とか、明るいこともたくさんあることがわかったので、せつないだけの歌詞だったらあかんやろう!と思って、明るい要素と言うか、「希望」とかいう言葉も入れてみたんです。♪ハローグッバイ♪というフレーズが何回も出てきますが、“ハロー”が「これから出会う人」やったりとか「希望」やったりとかしたら、“グッバイ”が「別れ」やとか「せつない気持ち」、「涙」と、そういうことを考えてSCANDALなりに歌えるようにしました。今、じっさいに卒業して友だちと別れるのは辛いけど、別れて知ることもあると思うんです。よく私が、「卒業してからのほうが成長できるで」って言ってるからそうなんやろうな、と思うし。卒業後はSCANDALに専念するために上京するので、それはそれで「希望」や「期待」、楽しみな部分もありますね。[E:note]ふだんは、詞と曲、どちらが先行で作られているんですか?HARUNA:曲が先ですね。大阪にいるときからずっとあった曲なので、それに詞をのっけて、今回アレンジを新しくしました。[E:note]出来上がってみて聴いた感想は?RINA:前の作品とまったくアレンジとまったく違っていて、違う曲なんじゃない?と思うほどガラッと雰囲気が変わったんですね。でも、今やっているバンドのカラーというのがだんだん自分たちでもわかりだして、そのカラーに合っているかなぁと思うし、より感情を入れやすくなったアレンジやし、でもけっこう前よりは難しいところが増えているんですね、だからすごい自分たちのスキルアップにもつながる曲になるんじゃないかなと思います。[E:note]でも、正直まだ信じられないんですよ。失礼ですけど、それまでまったく楽器をやっていなかった人が、手にして2年半くらいで演奏できるものなの?HARUNA:それをやらなきゃいけなかったんですよ(笑)。楽器を持った時点で中途半端にはできなかったし、あと、歌うことと楽器を弾くことが同時進行だった、それが上手い具合にできたんじゃないですかね。TOMOMI:ほんまに、平日は4人であわせることができなかったので個人で練習したし、平日集まれる人だけ集まって終電近くまで、学校終わってから練習して。[E:camera]撮影/若原瑞昌(D-CORD http://www.d-cord.com/)SCANDALのインタビューは今日から毎日更新されます[E:shine][E:note]SCANDALオフィシャルHP:http://www.scandal-4.com/