[E:note]2年経った今、始めた頃の映像を観たり音を聴いたら照れ臭いんだろうね。
全員:
めっちゃヤバイよ。
_dsc2940TOMOMI:
初めてのライブの映像が残っているんですけど、自分で見られへんですよ。目を覆いたくなる。なんか、まだジャンプができなかったんですよ。でも、頑張って飛ぼう!と、動こうとしてるんは見とってわかるんですけど、それが痛くて、飛んでるけどわずか飛距離1センチ!みたいな。
MAMI:
観ていて「ガンバレ!」って応援したくなりますよ。
TOMOMI:
曲とか間違えまくって、自分らで「音楽にもなってない!」とか言ってしまってるんですよ。お金を払って見てくれている人の前でそんなこと言っちゃダメじゃないですか。そんなんも何も考えてなくって、自分らしか見れてなかったんですよ。だからほんまに、そのときは自分らだけの発表会みたいな感じでしたね。

[E:note]いつごろからステージで自信を持ってパフォーマンスができるようになった?
MAMI:
いや、今も、そんな、「見てくれよ!」みたいなことは思いつつもそこまでの自信がない。けど、1年前、アメリカツアーをしたときにいろんな経験ができたので、そのなかで自分たちなりにできることが増えました。

[E:note]たとえば、どんなことですか?
HARUNA:
アメリカは毎日場所を変えて移動しながらライブをやらせてもらっていたんですよ。しかも、アメリカなので言葉が通じないじゃないですか。言葉も、歌詞の意味も通じないとなると、パフォーマンスを重視しないと何も伝わらないんじゃないかな、と気づいて。それで何か今の自分たちのパフォーマンスにつながっていると思うんですよ。最初はかなり苦労しました。どうやったら盛り上がるんだろう、どうやったら伝えたいことがお客さんに伝わるんだろう、とか。そういうことをすごく考えましたね。

[E:note]まずどんなことから始めたんですか?
RINA:
ビデオを見て勉強をして、そのマネをしてみたり、最初は余裕がなかった。本当は音に呼ばれて自然な動きが出るのがいちばん良いと思うんですね。でも、そんな動きもぜんぜんわかんなかったから、とりあえず、サビ前にJUMP!してみよう!とか。ま、RINAはドラムですからジャンプができたことないですけどね(笑)。これからもあんまりできひんかなぁ、と思っているんですけど。やっぱりカッコ良く見せたい、それにはまず、マネからでしたね。

[E:note]もし、ライブビデオを観た、とかあればどんなバンドのライブを観たんですか?RINAさんだったら、誰のドラムのパフォーマンスをマネた、とかあるんですか?
RINA:
最初みんなで観たのは、SUM41とKISS。

[E:note]エ~!KISSを参考にしたの?
MAMI:
KISSは本当にジャケットだけで選んだよね。
RINA:
とりあえず、ハゲシイやろこの人ら。
MAMI:
このバンド知ってる~くらいのノリでしたね。
RINA:
基本的に女性ドラマーって少ないじゃないですか。だから女性ドラマーはプロ、アマ問わずみなすごいなあって尊敬してるんですよ。なかでも、いちばんリスペクトしてるのは、マキシム ザ ホルモンのナオさん。すごい存在感やし、歌も歌いはる。トークは上手いしパフォーマンスもすごいなぁと思ってます。あと海外やったら、ザ・フーのキース・ムーン。

[E:note]キース・ムーンを知ってるの? すごいねぇ(笑)?
RINA:
めちゃくちゃ好きなんですよね。DVDでテレビ収録の映像とかを観て、当てぶりやって言っても何でもありやな~と思って。すごく衝撃的で刺激を受けました。でも、先に音楽から入ったバンドじゃないんですね、ドラムの機材とかがめっちゃ好きなんですよ。今、ネギドラムのアクリルスネアを使っているんですけど、すごいアクリルが好きで、最初にメジャーシーンでアクリルを使った人は誰なんやろう?って思ったらキース・ムーンやったんです。

[E:camera]撮影/若原瑞昌(D-CORD http://www.d-cord.com/

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