[E:note]中学生くらいになると、まわりのお友達とカラオケ行ったりとか、音楽もpopsやhiphopや、いまどきっぽいのもあるじゃないですか。遊びたい盛りでもあるし。そういうことに未練はありませんでしたか?
宮本:すごくあったんですけど、門限が厳しかったので……基本的には学校が終わったらすぐ帰ってきなさいという。
そのあとみんなは遊んだり、土日になると仲の良いチームでカラオケだったりボウリングだったりに行っていて。必ず声はかけてもらうんですけど、そのたびに一応大丈夫かなと思って「行っていい?」って聞くと、「そんな遊んでいる暇があったら練習しなさい」って答えが毎回のように返ってきていたので、いつの日かあきらめて聞かなくなってしまいましたね。
遊びたいって気持ちはあったけれども、学校の休憩時間で十分友達と遊んだりはできたので、帰ってからの練習はそんなに苦でもなかったですね。
[E:note]門限はいつまで厳しかったんですか? もしかして、いまでも厳しいとか……。
宮本:「何時に帰る」と連絡しないとすごく心配されてしまうんで、大学生の1~2年生ぐらいまでは基本的に4時ぐらいに帰らないと……「授業が終わったら速攻走って帰らないと!」という感じでした。
[E:note]たとえば、「今日は6時限で3時半までだから、4時には帰ってこれるでしょ!」という感じですか?
宮本:ちょっとでも、いつもより30分遅くなっただけでも「なにしてたの?」となってしまうので、なるべく早く帰らなきゃと。
[E:note]高校生ぐらいになると、アルバイトをはじめたりとか世界はどんどん広がっていくわけですが、「ちょっと4時はないんじゃないの?」というような、反抗期はなかったんですか?
宮本:友達の「バイトして、その後カラオケ行った」って楽しそうな話を聞くと、親に「あの子はバイトしてカラオケ行って遊んだみたいだけど、私は遊んじゃいけないのかな」みたいなことをちょっと話したりはしました。でも「他人は他人、うちはうち」のひと言で終わってしまったんです。
[E:note]じゃあ、親御さんも厳しく怒鳴って「練習をやれ!」っていう感じでは……
宮本:なかったですね。しっとり、みたいな(笑)。両親ともすごく心配性というか、常に心配していたので、基本的に遅く帰るのはちょっと理解できないという感じですね。
[E:note]ご兄弟は?
宮本:姉がいます。ちょうど姉が大学生のときはアメリカに留学していたので、自由に……(笑)。
[E:note]じゃあ、その前はお姉さんも厳しく……
宮本:そうですね、姉は激しく遊んでいるわけではなかったんですけど、音楽をまったくやっていないので、休日になったら普通に友達と出かけいたりはしてましたね。
[E:note]ご両親としては、「笑里はバイオリンを選んだんだから、練習をやらんかい」という感じだったのでしょうか。お母さまは音楽は?
宮本:やっていないので、逆にあまり考えすぎないで、ふと思ったことを言ってもらえます。それは「あ、そういう風に聞こえているんだな」と大きなアドバイスになります。
[E:camera]撮影/永田理恵
[E:note]宮本笑里オフィシャルHP:
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