成海璃子 話題の剣道青春映画『武士道シックスティーン』に出演!
24日より公開される『武士道シックスティーン』で主演をつとめる成海璃子さんに作品についてうかがってきました。
「磯山は不器用で普通の人。これまで演じた役とは違ったのですごく惹かれました。演じてみたいと思いました」
24日より公開される映画『武士道シックスティーン』で主人公・磯山香織を演じる成海璃子は役柄についてこう語った。磯山は3歳から鍛練を積んできた剣道のエリート。群れをなさず己の道を邁進、まさに孤高のサムライだ。
「磯山自身が私自身だと思っていたのでカメラがまわっていないときも磯山が抜けませんでした。なので撮影が終わってからは脱力感、喪失感でしばらくボォーっとしていました」
それは全身全霊で打ち込んだ証。「演じることは自己表現」と語った成海らしい台詞だ。そしてもうひとつ打ち込んだのが物語の要になる剣道。
「練習は一日数時間で2か月くらいしました。自分の剣道が様になっているとかそのように思う余裕もなく、目の前にあることに無我夢中で取り組んでいった感じです。だから撮影中はお腹が痛かった。撮影は楽しかったんですけど、そういうこともあってあまり思い出したくないときもあります」
気迫溢れる剣道シーンは劇場にて確認していただきたい。
「撮影中、私も磯山と同じ16歳でした。磯山と同じで悶々していました」
若手実力派と言われるがまだ多感な年代。そのありあまるエネルギーでこれからも全力で演技に打ちこんでいくことだろう。最後に忙しい毎日の中で体と心のためにしていることは? と尋ねた。
「大通りで歌を歌うことです」
と、言ったあとで、
「でも、周りに人がいないのを確認してからですよ」
と、つけ加えてきたときに17歳の素顔がのぞいた。
なるみ・りこ★
92年8月18日生まれ。神奈川県出身。05年にドラマ『瑠璃の島』(NTV)に主演し高い評価を得た後、『神童』『あしたの私のつくり方』『罪とか罰とか』を始め数々の作品で主演をつとめる。最新出演作は『山形スクリーム』。今後も出演作が続く。
映画『武士道シックスティーン』
4月24日(土)より、テアトル新宿ほか全国公開
©2010映画「武士道シックスティーン」製作委員会
出演:成海璃子、北乃きい、石黒英雄、板尾創路
監督:古厩智之
原作:誉田哲也「武士道シックスティーン」(文芸春秋刊)
公式サイト bushido16-movie.com
(ストーリー)
3歳から鍛錬を積んできた剣道エリートの香織は、とある大会で同学年の無名選手に負けたことが忘れられずその選手を追って剣道の名門校へ入学する。しかし
再開した因縁の敵・早苗はほぼ実績ゼロ、剣道は楽しむのがモットーのお気楽少女だった!