笛木優子 日本と韓国で活躍する笛木優子が昼ドラ初主演!
日本と韓国で活躍している笛木優子さんが5日より放送中の昼ドラ『さくら心中』に出演しています。
昼ドラ初主演となる本作への意気込みや、韓国での経験などをうかがってきました。
クールビューティーながらも内に秘めた強さが感じられた笛木さんの取材の模様をお届けします!
――『さくら心中』は飛騨高山が舞台ですが、飛騨高山での撮影の感想をお聞かせください。
「初めて行きましたが、自然も多くて、景色がきれいでとても良いところでした。日本にもこういうところがあるんだなと」
――ドラマのキャッチフレーズに昼ドラらしい『純愛×愛憎』とありました。どのような内容なのかすごく気になるんですけど、脚本を読んだあとの感想はいかがでしたか?
「率直におもしろいなと思いましたが、自分が演じるとなって読むと、桜子という役の長い人生を見せていくのでこれを演じきれるかなという不安も少しありました」
――演じきれるかの不安とは?
「一人の人間の長い人生をこれまで演じたことはなかったですし、波乱万丈なぶんだけいろんな感情を見せなくてはいけないというところですごく緊張しました」
――昼ドラ初主演ということで感想は何かありますか?
「皆さんそこを聞いてこられるんですけど(笑)、主演云々ということよりは、桜子を演じきらないといけないというプレッシャーはあります。主演だから緊張している、ということはあまりないです」
――主人公ということで誰よりも長く画面に映っているわけですが。
「そうですね。そういう意味ではすごくチャンスだと思いますし、素直にうれしいですよね。今まではいろんな自分を出したくても出せないことが多かったので思いっきり演じられる、そしていろんな自分を見せられるということはうれしいです」
――演じる桜子さんはどのような女性でしょう。
「桜子は本当に純粋。でも純粋な部分は誰しも持っているので、私の中にも桜子と似ている部分もたくさんあるし、そういう部分を自分で探していく、そして桜子の気持ちを理解できるよう努力しました」
――似ている点、共通する点は?
「桜
子は自分が決めたことに対して意思が強くてそういう部分はすごく似ていますね。彼女は初恋で初めて愛した人を一途に想っていくんですけど、私も初めて愛し
た人だったら桜子と同じぐらいの覚悟で愛していたかもしれないなと思います。不器用でストレートな部分も似ていると思います。似てない部分を探すほうがむ
ずかしいかもしれません」
――今回、比呂人さんという男性と運命の恋に落ちる役ですけど、笛木さん自身は運命の恋に落ちたことはありますか?
「私ですか? 運命はまだないと思います」
――これからでしょうか?
「これからあると思います(笑)。運命の人と出会えることを信じて夢見ています」
――比呂人さんは笛木さんご自身の理想像ですか?
「比呂人もすごく桜子と似ていると思うんですね。すごく不器用で純粋な男性なので。ひとってよく自分に似ている人に惹かれたりするじゃないですか。だからすごい運命を感じたと思うんです」
――昼ドラは撮影がハードなことで知られていますけど、今の時点でいかがですか?
「いろんな人に、大変なんだよと言われているので覚悟はしています。今の時点では大変な日もありますけど韓国ドラマよりはまだ大丈夫かなと(笑)。韓国は撮影スケジュールがすごくタイトなので」
――笛木さんが思う、『さくら心中』の見どころはどこにあると思いますか?
「全部です(笑)。すごく展開が早いので、見逃せないですよね。毎日見てもらいたいなって思います」
――笛木さんといえばユミンという芸名で韓国でご活躍されてきましたけど、韓国と日本のドラマの撮影の仕方や雰囲気は違いますか?
「韓
国のトレンディドラマって週2回放送なんですね。となると2回分撮らないといけない。それであいだにCMもはいらず、きっちり1時間放送する。それってす
ごいことじゃないですか(笑)。だから1週間に半日家に帰れるか帰れないかが続いてつらかったことはありました。日本も韓国も一長一短の部分があるような
気がします」
――韓国での経験は日本で活動するにあたって役立っていますか?
「向こうでは韓国語をしゃべらないといけなくて日本だと母国語だから少しは気が楽になるのかなと思っていたらそうではなかった。演技は演技だから日本に来て演技のむずかしさをまた知って、韓国語とか母国語とか言葉はあまり関係ないんだなと思いました」
――今後も韓国で活動はされていくんでしょうか?
「いい作品があれば韓国でも中国でもと思っています」
――韓国の経験を一言で言い表すとどのようになりますか?
「言い表すと……第二の青春(笑)。本当にすごく大変だったんですけど、純粋にとても一生懸命にやれたというか、やるしかなかったんですけど、私の青春だと思ったことはありましたね」
――笛木さんご自身、今後どのような女優さんになりたいですか?
「『さくら心中』を機に、世界発信でしょうか(笑)」
――お呼びがかかればどこにでも?
「そうですね。いま女優としてやりたいことがたくさんあって、アクション映画だったり、ミュージカルだったり、まだしたことのないジャンルに挑戦したいです。国問わずよい作品がありましたら」
――では最後に女性自身読者に『さくら心中』のPRをお願いします。
「内容がすごく濃くて、見逃したくなくなるドラマで、皆さんの1日の楽しみになるものをつくっておりますので、ぜひ、観てください」
ふえき・ゆうこ★
79年6月21日生まれ。東京都出身。01年ドラマ『我が家』にてユミンという芸名で韓国で女優デビュー。06年女優宣言お披露目記者会
見を行い、06年4月クールの連続ドラマより日本での女優生活を本格的に開始。おもな代表作にテレビドラマ『アテンションプリーズ』、『小児救命』、
『IRIS(アイリス)』などがある。
東海テレビ・フジテレビ系昼の連続ドラマ『さくら心中』
1月5日(水)スタート (月~金)午後1時30分~2時放送
(イントロダクション)
昭
和50年春―飛騨高山の造り酒屋の一人娘として育った桜子(笛木優子)と、「いさみ酒造」へ蔵人としてやってきた比呂人(徳山秀典)。2人は樹齢千年とも
言われる桜の木の下で運命的に出会い、ただ一度愛の契りを交わす―。それが桜子にとって、すべての運命の始まりだった。