ぴあより発売された『壇蜜の妄想レストラン ~お伴するならこんなお店舗~』を記念して開かれた発売記念イベントで“せきらら”に語られた壇蜜の今。全文公開します!

 

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―よろしくお願いします。まずはこの本の発売ということで。

 

はい、そうなんですよ。最初に企画頂いた時に、率直に無茶言うなぁって思ったんです。でもグラビアをやる者として、一緒にどこか連れて行きたいという妄想を私をメインに浮かべてもらったことは、すごい嬉しいことだったんです。レストランでの撮影も快くOKしてくださったのですけれど、こんな横乳出てる人を普通、店に連れてきちゃダメでしょって感じなのに、そのお店の方々は、全然優しく接してくださったので、すごく良い撮影になったと思います。

 

―この撮影で色んなレストランにうかがったと思いますが。

 

4店舗行ったと思います。

 

―どこが一番素晴らしいところでしたか?

 

ジャンルが違うので、なかなか比べられなかったんですけれど、こういう人と来たいなぁとか、これだったらデートじゃなくても、友人や会社の同僚とか、そういう人たちとも行ってもいいなぁというような妄想がふくらんだので、本を通して誰かと行ってみたいっていう気持ちが強くなってくれればいいなぁって思いますね。

 

―どんな殿方を想像しましたか?

 

和食のときは確実に人には言えない感じでした(笑)。ちょっとだけ言えるとしたら……入口が隠れ家っぽいお店があって、一応道路があってすぐなんですけれど、たまたまロケの日に雪が降っていて、入口が本当にちっちゃくて、「こちらです」って言われて、階段下っていったところにお店があったのです。こんなの絶対口説くために連れてきたんでしょっていう感じだったので、だったらワケありの方と一緒じゃないとこの店似合わないんじゃないかしらと妄想したり(笑)。

 

-例えばワケありというとどんな感じの

 

別居であるのに離婚したって言っちゃってる人とか……前の彼ですね(笑)。

 

―どういったシチュエーションで行きたいですか?

 

普段大人として忙しく働いている分、ホッと一息したい気分だとか、積もる話はないけれど、ちょっと美味しいもの食べたいとかお酒飲みたいっていう、ふとした瞬間ってみんなあるじゃないですか。次の日休みで、今日仕事早く終わったっていう日に、予約ができたら嬉しいですね。

 

―そこで男性とは何を?

 

あまり仕事のネガティブな話はしないで、お互いに近況報告できたらいいなって思いますね。食事ってゆっくりすればするほど、お互いのことが分かるじゃないですか。普段忙しくしている人達に限って、お互いの近況って知らないから、メール以外でコミュニケーションが取れる……こういう落ち着く場所に来た時が一番効果的なんじゃないかなって思うんですよね。

 

―和食とか洋食とかたくさんあると思うんですけど、男性にこんな食事を誘われたら、ちょっとハアハアしちゃうなって感じの食事はありますか。

 

個室じゃないほうが逆に嬉しいかも。

 

―みんなの前で?

 

君のために個室取ったっていうよりも“あれっよく見たら”って気づかれたけど、まぁいいやぐらいの、それぐらいでいいんですよ、私。気を使って個室取られるより、ちょっとのれん一個で区切られてるようなお店で、全然楽しいんですよね。個室だとお店の雰囲気を楽しめないので。お魚さばいているところを見せてもらったりだとか、何かおすすめのお魚、お肉とかをカウンターで選んだり、お酒の種類とかもカウンターの奥にいっぱいあるじゃないですか、そういうのを見れたほうが、実は楽しい。個室だと、相手の話を集中しては聞けるけど、結局お店の雰囲気を楽しむっていう今回の目的とはちょっと違いますからね。

 

―最近そういった殿方との食事はありましたか。

 

あった。

 

―いつぐらい?

 

言ったほうがいい?二ヶ月前に新宿で、前銀座でお世話になったバツイチの50代の人と会

ったんですよ。

―その人と発展はどうですか。

 

「焼肉食べに行こう」って言われたから、食べに行ったんですよ。一年ぶりに会ったから、積もる話もあるし、むこう独身だし、いいじゃんって思うじゃないですか。そしたら焼酎飲みすぎで帰っちゃった。

―そこで終わり?

 

終わっちゃった。「じゃあ」って、え、あれ、ホテル…ないんだぁ!って。まぁ、さすがに期待はしてませんでしたけど、そこまで深くは。ただ何があってもいいような雰囲気ではありました。

 

―じゃあ、そのときはもちろん勝負下着か何かつけてきたんですか。

 

有事の際に対応できるような装備はしていました。

―じゃあ残念ながら

 

そうなんですよ、残念ながら焼き肉の一件で終わってしまった。

 

―なかなか男性の方も壇蜜さん誘うのに勇気がいると思うんですよ。

 

確実に今誘ったら、写真っていう素敵な付属品ついてきちゃいますからその中でも声かけてきてくださる方たくさんいると思うですけど昔お世話になった方なんて、気さくにお互い知れた仲なので、気さくに会えるんですけど、でもそういうの難しくなっている時期じゃないですか。だから遠慮されてる分、そういう風に誘ってきてくれるタイミングに期待しちゃってます。

 

―今気になる男性はいますか。

 

3~4カ月前のカメラマンさんに電話番号渡された一件で冷めてる。

 

―それから別に気になってる方います?

 

気になっているっていうか、仕事している上で、この人良い方だなって思うけど、それ以上の発展が望めない気がして。じゃあ例えば、ここでどうやって番号渡すの?とか、ここでどうやって誘うの?とか、関係性がまだ構築できてないから難しいんですよね。だから今ちょっと種をまく人状態になってます。発芽するのを待ってます。

 

―男性にはきて欲しいタイプですか、それとも壇蜜さんの方から行きたいタイプですか。

 

とりあえず、発芽のサインぐらいはして欲しいです。それさえ見せてくれれば、自分で近寄っていくから、正直そんなにガーって来られても、困っちゃうんですよね。

 

―さみしいからデートとかしたいんじゃないですか。

 

デートはしたいです。付き合ってたら、普通のことですからね。デートしたり、恋するために、男性っているわけじゃないから、それぞれの出会いを大事にして、発芽する様子をじっと見守るしかないかな。

 

―以前から佐野史郎さんがタイプだって色んな所でおっしゃってたと思うんですが

 

そうなんです。

 

―実際、サノさんとお会いしたことは?

 

ないんです。ちょっと楽しみなんです。あんまり好きだって言うと、敬遠されちゃうんで。最近は佐野史郎さんの写真が入ったキーホルダーをファンの方が作ってくれて、そのキーホルダーが鏡になってて、写るといつも隣にサノさんがいるっていう。それをいつも持ち歩いてますね。

 

―佐野史郎さんみたいな男性と一緒に行きたいお店も、この本の中にはいっぱい載ってるんですよね。

 

佐野史郎さんだと、どっちかって言うと、ホテルの一室で軟禁されたいんで、レストランはちょっと後のほうかな。

―先に?

 

先にちょっと行っちゃうんで。佐野さんは理想ですし、役者さんとしてすごく素敵だと思いますし、六角精児さんは男の方の生きている姿として魅力的、役者さんらしい生き方をしていて魅力的。そしてアントニオ・バンデラスはオスとして魅力的。

 

―それぞれあるんですね。

 

で、谷繁さんは、私生まれ変わったら谷繁さんになりたいなって思ってて。タイプっていうよりかは、谷繁さんに生まれ変わったらなりたいなっていう感じなんで。よくネットで、あいつは男の好みがバラけてるとか、よいしょよいしょで媚を売ってるって言いますけど、だって呼びたい人を番組で佐野さんをって言ったら、呼べませんって言われて、他に?って言われたら、佐野さん以外を出すしかないじゃないですか。それであいつは気が多いって言われても困っちゃうんですよね。

 

―いつかサノさんと会える機会があれば

 

そうですね、役者とタレントとして公明正大に何かができたらいいと思いますね。ご家族ある人ですから、公明正大にできたら嬉しいですね。

 

―最近テレビで見ない日はないぐらい忙しいと思うんですけど、

 

え、それ“小蜜”じゃないですか?

 

―なかなかプライベートなお時間取れないんじゃないですか。

 

最近はマネージャーが休みを作ってくれているので、休みは一応あります。前みたいに体壊しちゃって、皆さんに迷惑っていうのはかなり減りました。

 

―テレビに出ると良い面と悪い反面があって、最近だとちょっとストーカにあわれたりして、そこらへんちょっと心配している人もいると思うので

 

あのもし公共料金請求書は持ってくなら、払ってから。どうせなら払ってくれ、と。いたずら心で人のお金のことを奪っていくなら、どうせなら払ってくださいと。でもちょっと大袈裟に書かれている部分もあって、以前から新聞の人とか間違えて新聞がいっぱい入ってたりとか、ジュエリー買取とか廃品回収とかパブのチラシがごっそり入っていて、他のものが入らないぐらい、2,3日のうちに入ってて、帰ってきてビックリっていうようなこともあったので、ちょっとそういう風にやられちゃうことは、ゼロじゃなかったんですよ。正直そうやってイタズラされちゃうこともあったので、それに関しては経過観察で、今のところ、その被害はほとんどなくなっているので、相変わらずチラシがグシャグシャにして入ってることもありますけど、目立った被害もなく、玄関の前で人が待ってるわけでもないので、私は特に今は心配してないですよ。

 

―怖いですよね。

 

そうですね。家の前にたくさんチラシが落ちてたりとか、私が受け取るべきものが床に散らばってたりすると、正直怖いですけど、吸殻もたくさんあったので、家の前に灰皿置いといたんですよ、そしたらちゃんと灰皿の中に入れてくれるようになったので。

 

―引越しとかは考えたんですか。

 

公共料金を払って、吸殻をちゃんと入れてくれるようになったら、しつけが完了したかなって(笑)。

今回はちょっとデートがしたい、もしくは奥さまや恋人とまたお互いイチャイチャできるような関係に戻りたいっていうそんなきっかけ作りのための本のお手伝いをすることができました。妄想レストランって言っても、私の妄想だけじゃなくって、手がけてくれた編集の方々みんなで壇蜜を連れて行くならってことは女性を連れて、色っぽい感じにデートが進むならばこんなお店っていう厳選の何店舗かを出しておりますので、ぜひ今後の楽しいデートの参考にしていただけたらなって思います。これを期に少子化を救えればと思っておりますので。

 

 

 

 

『壇蜜の妄想レストラン ~お伴するならこんなお店舗~』

(ぴあMOOK)

全国の書店、「ぴあBOOK SHOP」他にて発売中

【定価】1,470円 (税込)

【仕様】オールカラー A4変型 表周り4P+112P

【発行】ぴあ株式会社

 

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