「壮大なスケールで描かれる物語なのですが、大冒険の末に、起きているのはささやかな人間関係の変化だけ。それがとてもいいなぁって。ヒロインは平凡で、昼寝ばかりしている女子高生。決して世界を救いません(笑)」
そう語るのは、公開中の映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』でヒロイン・森川ココネの声優を務めた高畑充希(25)。岡山県倉敷市を舞台に、主人公が夢の世界と現実を行き来する不思議な旅に出る物語で、岡山弁に初挑戦。ココネとして主題歌も歌っている。
「私自身は夢を見ても、なぜか溺れていたり、誰かに追いかけられたり、とネガティブな夢が多いんです(笑)。岡山弁は濁音もありますし、ちゃきちゃきしゃべりすぎてもいけないので、方言とのバランスは難しかったですね」
春の訪れも間近。4月には舞台『エレクトラ』の上演も控える。
「新潟、兵庫などを回るので、行く先々の風景やおいしい食べ物が楽しみですね。地方に行くの、好きなんです!」