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「『あまちゃん』のときは、限られた日に一気に撮影していたんです。今回は、ほぼ毎日現場なので、作品にずっと漬かっていられることがうれしくて(笑)」

 

そう話すのは、いよいよスタートしたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロイン・谷田部みね子を演じる有村架純(24)。『ひよっこ』は、東京五輪が迫る’64年、茨城県の農家の娘・谷田部みね子が金の卵として上京する物語だ。

 

「初めはとても不安でしたが、脚本家の岡田惠和さんから、『今までの有村架純ではないものが見られる役だ』と言われ、みね子の喜怒哀楽を今までの私じゃない顔で見せることができればと思います」

 

人生の岐路で卵の殻を破るよう成長していく「やってみなくちゃわからない」と前進するヒロインの姿と自分を重ねる。

 

「私自身、何かに直面したとき、不安に思っていてもしょうがない!と、どこかで吹っ切れる瞬間があります。私の人生の転機は、20歳になる瞬間でした。それまでお芝居に対してもう一歩踏み出せなかったのですが、変わらなきゃ!って。小さな覚悟だったのかもしれません。でも、この仕事をさらに頑張ろうと決断できました」

 

最後に、朝の顔を務める意気込みをこう語る。

 

「そのとき感じるまま、心でのお芝居を大事にしたいですね。みね子としてきちんと物語のなかにいられるように……」

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