映画『鉄道員(ぽっぽや)』の監督・降旗康男と撮影・木村大作が9年ぶりにタッグを組み、出演も豪華俳優陣がそろう公開中の映画『追憶』。主演の岡田准一(36)と共演の柄本佑(30)は、本作で初共演ながら、すっかり意気投合!撮影の舞台裏を語り合ってくれました。
岡田「富山での撮影中、毎日一緒に食事に行ってたね」
柄本「うん。撮影時間より、サウナに行ったり飲みに行く時間のほうが長くて(笑)。結果、それが役づくりにつながったんですけど」
岡田「たっくん(柄本のこと)は飲んでもあまり変わらないよね」
柄本「いやぁ、岡ピー(岡田のこと)こそ全然変わらない。この前も朝4時まで飲んでたのに」
岡田「小栗(旬)くんと韓国料理を食べに行ったときだね」
柄本「小栗さんはいつものように盛り上げてくれましたね」
岡田「新幹線でみんなで一緒に東京に帰ったときは、座席を向かい合わせにしたりして。初体験だったけど、向かい合わせって修学旅行かマダムのご旅行のイメージだった(笑)」
柄本「どんだけ仲いいんだ、って(笑)。あのときは、岡ピーの撮影が終わるのを、小栗さんと2人で待ってから帰って。楽しかったな。自分でいうのも変ですがこの3人、とってもいいと思います(笑)」
岡田「小栗くんは12年ぶりの共演だけど、役者としての思いを共有できる数少ない仲間の一人だし、たっくんはお芝居がうまくて好きな俳優さんだったので共演できてうれしかった」
柄本「僕も『花よりもなほ』(’06年公開映画)以来、ずっとファンだったので一緒にお仕事ができてうれしかったです。撮影現場でも岡田さんが中心にいてどっしり構えてくれていたので、安心して作品の世界観に入れました」
岡田「たっくんは、セリフ一つでほれさせちゃう腕を持ってるからね」
柄本「それは、屋久杉のように神的な存在の岡田さんがそばにいてくれたからですよ!」
岡田「屋久杉って!からかってるでしょ(笑)」
柄本「本心からです(笑)。小栗さんも賛同してますし」
岡田「たっくんは、芸能一家ってところもすごい。家族が仕事に理解があるっていいよね。うちはふつうの家族だから、仕事の説明するのがややこしくて」
柄本「子どものころから家庭では映画の話しかしてないです」
岡田「そういう環境が、若いのに芸達者なたっくんを作ったんだね」
柄本「いやいや、岡ピー、またどこかで共演したいです!」