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「僕のツイッターにも、視聴者さんから『ゲスですね。でもカッコいいから許します!』という意見が届いて……。反響は大きいですね」

 

クールな口調でそう話すのは、ポジティブな働くママを描く『カンナさーん!』(TBS系・火曜22時〜)で、夫人公・カンナさん(渡辺直美)の元夫・礼を演じている要潤(36)。“不倫”が社会的ニュースになり続けている今、仕事を通じて知り合った真理(シシド・カフカ)と不倫してしまう“イケメンゲス夫”役のオファーが来たことについても淡々と語る。

 

「“ゲス不倫”が世間で話題になっている中、自分が批判されるのはいいけれど、こういうドラマってありなのだろうかと、はじめはすごく複雑な気持ちでしたね。『自分にできるのだろうか』とも思いましたが、初めての役で楽しみでもありました」

 

以前から会ってみたかったという渡辺直美(29)については、「パワフルで明るく、カンナ役にぴったり」と太鼓判を押す。そのカンナさんを裏切ってしまう夫役を引き受けた要は、「やるならゲスキャラに徹したい」と意気込んだ。

 

「いつもは、いただいた役を自分なりに掘り下げて役作りをします。でも今回は、僕自身の感情が入ると、どこか礼をまともなほうに修正しようとしてしまう……。礼は、何も考えていないというか、自分本位な性格で、演じている自分でも理解できないことが多いんです。今回は、あえてキャラクターに一本、筋を通さないように、流れに任せて演じていますね」

 

礼をもっとも“ゲスだな”と感じた場面を聞いてみた。

 

「第3話で、カンナさんと子どもの麗音を連れて海に出かけるんですが、不倫相手も一緒に連れていってしまうんです。それは、男として最悪ですよね(苦笑)。それだけでなく、離婚しているのに、よりを戻そうとして“家族みんなで一緒に住もう”と言い出したり……。直美さんも『本当にそのセリフ、しんどい。それはないない!』と言っていました。元妻の立場からしたら、絶対そうだと思います」

 

その半面、決して奥さんを威圧的に罵倒したりせず、わが子を思う礼の一面には共感できるそう。麗音役を演じている川原瑛都くん(3)のかわいさには、出演者みんながメロメロのようだ。

 

「第3話の海でのシーン、麗音役の瑛都くんは3歳で生まれて初めての海だったんです。浮き輪にのった瑛都くんを僕がひっぱったりして一緒に遊んでました。直美さんと3人でいると、『今日、何時に起きた?』とか、仲むつまじく家族のように会話していますね」

 

回を重ねていくごとに、礼の”ゲス”っぷりは増していくばかり!?

 

「どうしようもない男もいるんだなと思って見てほしいですが、これからカンナさんと家族関係を再生させようと頑張る姿も出てきますよ!」

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