「今まであった髪がないから、少し手持ち無沙汰ですね。でも、髪をかきあげるしぐさは変えない! みたいな(笑)」
そう語るのは、ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系・月曜21時~・10月23日スタート)で主演を務める篠原涼子(44)。見慣れたロングヘアからボブへ……髪形チェンジは役作りのため。彼女が演じるのは、平凡な主婦から一転、市議会議員を目指すヒロイン・佐藤智子。子どもの幸せのために日々奮闘する役柄だ。
「私も常々、自分の背中を子どもたちに見てもらいたいと思って仕事を続けているから。子を思う目線は智子と同じだと思います。私の息子を演じる子役さんが5歳で、すっごくかわいいんですよ。現場にいると、息子たちに内緒で浮気しているような気分になっちゃう(笑)」(篠原・以下同)
現在、長男が9歳、次男が5歳。「チュッとキスすると拭うようになって」と寂しい表情を浮かべる姿は、等身大の“お母さん”。
「最近、うれしかった出来事は、誕生日に子どもたちからサプライズのお祝いをしてもらったことですね。数日前から、『パパと僕と弟は予定があってママと一緒にご飯を食べられない』と突然、上の子が言いだして。これは何かたくらんでいるな? と気づきつつも、知らないふりして当日、友達と約束したレストランに。すると、その場にいないはずの息子たちもいるという筋書。『ビックリした! ありがとう』と喜ぶ私の反応にうれしそうな子どもたちを見ながら、こうやって成長していくんだなあってしみじみ思いました。主人が、とてもストレートに愛情表現をしてくれる人なので、その性格が長男に受け継がれているような気がして。プレイボーイになったらどうしよう! と(笑)。モテないよりはうれしいですけどね」
子育てと仕事に追われる日々でも、美貌は相変わらず。輝き続ける秘訣は?
「やっぱり仕事なのかな。仕事のあと、帰宅した私を見て、夫が『顔が違う』って言うんです。日常生活だけの日々とは、表情が違うそう。現場でいろいろな人と触れ合うなかで体の内から湧き上がってくるものが、体や顔に表れていくのかなあと思います」
日々の癒しは、やはり子ども。
「何よりも幸せだなあって思うのは、息子たちの寝顔を見ているとき。“ママ、今日もたくさん怒っちゃったねえ。明日からはもう言わないよ”って反省するんですけど、翌朝はすっごい生意気なのでもう黙っていられない(笑)」