3月31日の放送で、22年の歴史に幕を下ろすバラエティ番組『めちゃ×2 イケてるッ!』(フジテレビ系)。’96年のスタート以降、独創的な企画で数々の伝説を作ってきためちゃイケの足跡を、番組を支えてきた、よゐこの濱口優(46)と有野晋哉(46)の2人に語り倒してもらいました!
番組終了の一報を聞いたとき、それぞれの反応をみせたレギュラー陣。2人は当時の様子を次のように振り返る。
有野「“ブラックスカル”の衣装に身を包んだ岡村くんが家にやってきたとき、最初は相方の結婚が決まったと思ったんですよ。そうしたら、まったく予期せぬ報告で。もう素直に『エーッ!?』って、驚きましたね」
濱口「僕は、番組でも言いましたけど、『あかんかったか』と。みんなでスペシャル番組で一丸となったり、岡村くんがダンス頑張ったりして、そのときの(視聴率の)数字もよかったと聞いたので、まだ続くかと思ったんですけどね。『あの数字じゃあかんかったのか……』、という気持ちで出た言葉ですね」
最終回までの3カ月にわたる“シュウ活”では、これまで番組を盛り上げてきた数々の有名な企画が登場した。
濱口「『数取団』は懐かしかったなー。11年ぶり? 1つのコーナーにあそこまで大がかりなセットを組む番組って、今後は出てこないんじゃないかな。そう思うと寂しいですね」
有野「昨年末に山さん(=極楽とんぼ・山本圭壱)がレギュラーに復帰して、また一緒にやれているのは楽しいです。この前は、ロケから戻る新幹線の中で山さんがビールをおごってくれて。昔のまんまなんですよ。アニキ肌を出したがる。それに(鈴木)紗理奈がちょっと感動しちゃって。『昔の「めちゃイケ」みたい!』って」
2人にとって、特に印象に残っている企画とは?
有野「『江頭の一言物申す』で、ジャッキー・チェンに会えたのには感動した!『本物や! ホンマにSPとかいてはんのや』って(笑)」
濱口「僕は、岡村くんとやった『(仮)兎マサル』。ふざけていただけなのに、アニメーション化されて。『シンクロナイズドテイスティング』のアメリカ代表も好きでした。(FUJIWARAの)原西さんのギャグがおもしろくって、いつも一人の観客として楽しんじゃってましたね。体を張る企画といえば、岡村くんの『オファーシリーズ』もよく覚えてます。彼がどういう挑戦をして、どう頑張ってきたか、毎回、僕らメンバーは2時間くらいかけて説明されるんですよ。それがもう地獄。『ちっとも関わってないから、わかれへんやん!』と(笑)」
有野「ナイナイは体育会系だから、頑張る相方を見て涙することが結構ありました。でも、文科系の僕らには、そういうのがいっさいない」
濱口「有野がマラソンとか真剣に走ったら、めっちゃ笑いますもん。こいつが家族のために頑張るなんて、絶対に信じない(笑)」
番組が終了すると、2人にも“めちゃイケロス”が押し寄せるのでは?
濱口「ん~。僕らは……何も変わらないですよ。ごめんなさい、もう次の週にはほかの番組に出てますから(笑)」
有野「まあ、番組は終わっても1つのつながりは変わらへんから、局でめちゃイケメンバーと顔を合わせたら楽屋に行くんかもしれんし。あっ、でも敦士は会えへんかもしれない。そもそも、名前を見つけても、『敦士!』と思って彼のところへ行くかどうかあやしいもんな(笑)」