3月31日の放送で、22年の歴史に幕を下ろすバラエティ番組『めちゃ×2 イケてるッ!』(フジテレビ系)。’96年のスタート以降、独創的な企画で数々の伝説を作ってきた。そんな、めちゃイケのなかでも型破りな伝説を、番組を支えてきた、よゐこの濱口優(46)と有野晋哉(46)の2人が語ってくれた。
【伝説1】おバカがバレて……コンビのイメージが崩壊!
’00年の「夏休み直前・期末テスト」で、濱口が“おバカ”No.1に輝くと、抜き打ちテストではその後も数々のおバカぶりで沸かせた。
「それまではスタイリッシュなコントが売りのコンビだったのに、濱口のバカキャラがバレて、コンビのイメージが変わっちゃった」(有野)
【伝説2】家族もビックリ! まさかの極秘結婚式
出会いから結婚までのドキュメントを放送した「有野極秘結婚式」(’05年)。岡村以外のメンバーは誰の披露宴かも聞かされずに本番に突入した。
「メンバーは、基本的に僕のことを“人として何か欠けている”と思っているから、結婚すると聞いてビックリしてました(笑)」(有野)
【伝説3】岡村さん復活の日、その姿にア然……
’10年11月、病気療養のために番組を離れた岡村隆史が、134日ぶりに復活。
「感動よりもビックリして。“太ってるやん!”って」(濱口)
「僕は、『肥えた?』って口に出しちゃった(笑)。場の空気が読めないというか、言っちゃアカンことを言ってしまうタイプで(笑)」(有野)
【伝説4】いまじゃ到底できない!? 爆烈お父さんはハプニングだらけ
「爆烈お父さん」は、ホームドラマ風のゲストトークコーナーで、’96年に開始した長寿企画。加藤浩次(極楽とんぼ)扮するお父さんによるジャイアントスイングの餌食となった著名人は多数。
「初期はハプニングの連続。何が起こるかわからないおもしろさがあった」(濱口)
【伝説5】どんどん大掛かりになったシンクロのセット
「シンクロナイズドテイスティング」は、各国の代表団に扮したメンバーと芸人が目をつぶり、耳栓をして料理を食し、料理名を当てるグルメコーナー。
「当初は2人だったのに、5人、6人と増えるから、そのたびにセットの規模がどんどんでかくなっていきましたね」(有野)
【伝説6】麦汁ボカンで「ホンマに死ぬかと……」
『笑っていいとも!』のパロディ「恐怖の麦汁ボカン!」は’97年放送。罰ゲームで苦手な麦汁(ビール)を飲む羽目になった濱口がみるみる酔っ払う姿が爆笑をよんだ。
「収録後、僕は1人楽屋に放っておかれて。あれ、ホンマに死んでもおかしくなかった(笑)」(濱口)
【伝説7】どぜうを支えていた絶妙な“箸の長さ”
濱口の人気キャラ「どぜう」。割箸を鼻の穴から下唇へと渡らせた濱口がどじょうすくいを踊りながら登場する。
「割箸は最初のうちは濱口が自分で作っていたんだけど、途中から用意してもらえるようになって。長さがわからへんから、絶妙に長さが違う箸が何本もあった」(有野)
【伝説8】ホールインワン企画で見た、ガチすぎる岡村さん
ゴルフ初心者の岡村が、ホールインワンに挑戦するという企画。
「いつものテンションでワーワー応援したら、岡村くんに『そんな空気じゃねえ!』って怒られて。意味わからんし、ただ怖かった(笑)」(濱口)
以降、横峯さくらやとんねるずの石橋貴明とゴルフ対決も。
【伝説9】アタマを使って、体を張って……だましシリーズもラクじゃない
濱口を架空の番組やシチュエーションでだますドッキリ企画「濱口だまし」。“史上最長”と銘打った「大学合格への道」は180日間もだまされた。
「受験勉強に、1カ月の節約生活を数回に、単独ライブもこなして。濱口はクタクタで、居眠りばかりだった」(有野)
【伝説10】ガヤに専念しすぎて?“有野メイン企画ない説”が
メンバーから“ガヤの天才”と呼ばれる有野。かつて、「恐怖新聞」(’98年。第3回のゲストに『おもしろくない』と言われ終了)という漫画のパロディ企画が存在したが……。
「あれ以降、有野メインの企画ってそもそもあったっけ? 誰も触れへんけど(笑)」(濱口)