「結婚は恋愛の延長ではありません。いわば、親亡きあとの緊急連絡先になる人との『家族契約』。『大好き』だの『バラ色』だのといった、浮かれた気持ちだけで維持できるものではないのです」
そう語るのは、男女問題研究家の山崎世美子さん。
「日本はいまカップルの3組に1組が別れる時代。とくに若い世代の離婚率は高く、女性は24歳までの若年層が離婚全体の6割を超えています。まさに『若気の至り』だと言えますね」(山崎さん)
芸能界でも、「浮かれ」が原因でスピード破局したと思われる例は少なくない。そこで、女性芸能人の「若気の至り」全開の結婚「浮かれ」コメントを振り返ってみよう。
■浜崎あゆみ(39)
『Virgin Roadでは旦那役だったマニーが、リアル生活にてリアル旦那になりますのだっっっ!!!!!』
’11年、32歳でオーストラリア人モデル、マニュエル・シュワルツと結婚(戸籍上は未入籍)。自身のPV共演者との電撃婚が話題を呼んだが、夫が自身のヌード写真集を出版したことなどから、2カ月で電撃離婚。
■吉川ひなの(38)
『ひな祭りにひなののお祭りをご報告できてうれしいです。今日の気持ちはまっピーンクです。これは初恋ですよ。きゃー、恥ずかしい』
’99年、19歳でIZAMと結婚。会見時の幼稚なコメントが「おままごと婚」と話題になったが、大方の予想どおり7カ月後に離婚。
■奥菜恵(38)
『とても穏やかな人なので、私はいつも和まされ、安心してそばにいることができます。そんな彼と、ほのぼのと仲よく生涯を共に過ごせたら……と。結婚の決意をしました』
’04年、25歳でサイバーエージェントの藤田晋社長と結婚。小悪魔女優とIT社長の「セレブ婚」として注目を集めたが、1年半で離婚という結果に。破局の原因は奥菜の不倫だともいわれている。
■遠野なぎこ(38)
『私自身よりも私を大切にしてくれ、私自身より私を愛してくれ、この先どんな状況が訪れようともつないだ手を決して離さないでくれる人だと思っています』
’09年、29歳で一般男性と結婚。出会いから半年のスピード婚だったが、結婚期間72日という芸能界最短記録(当時)で離婚。さらに5年後にバーテンダーの男性と再婚するも、またもや55日間で離婚と、自身で最短記録を更新してしまった。
「みなさん見事に、若すぎたか、結婚はバラ色と思っていたように見えますね(苦笑)。なかでも遠野なぎこさん(38)は印象的。2度目の結婚の際に、『お酒の力で打ち解けました』とコメントしていましたが、お酒の力を借りれば楽しいに決まっています。でも、家族契約は楽しいことばかりじゃありません」(山崎さん)