「中学、高校と演劇部にいて、新しいことをあまりしたくないと、常に安定を求めていたら、ずっと演劇をやることになってしまいました」
こう語るのは、ドラマ『執事 西園寺の名推理』(テレビ東京系・金曜20時~)や、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演している池谷のぶえ(47)。中学時代に同級生に誘われ演劇部に入り、気がつけば演劇一筋の人生に。
「働きながら劇団をやっていた時期もありました。劇団が忙しくなってきて気がつけばテレビにも出るように。自分がこの職業をやるとはまったく思っていなかったです。自分でも意外。ここにいていいのかなとか今でも思います」(池谷・以下同)
近年では人のよさそうなお母さん役やおばさん役など、テレビドラマでの活躍を目にするバイプレーヤーだ。
「バイプレーヤーって聞くとテクニシャンみたいな(笑)。私はそんな実力ではないので、恐れ多い感じです。脇役と呼ばれるほうが落ちつきます」
そんな彼女だが、「テレビはいまだにどきどきする」と本音をこぼす。
「テレビは舞台と違ってお稽古の時間が少なく、来てすぐに対応しなければいけないので。もっと経験を積まなければと思います」
今後も、舞台やテレビで目にする機会が増えそう。
「ここまでくるとお芝居というものに恩もありますし、縁があるなら頑張ってみようかなと思います」
道を歩いていても声を掛けられることはなく、電車通勤が日常だという“普通な人”、池谷さんの活躍に注目です!