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「僕にできることは、とにかく歌い続けること。いままでプレッシャーを感じて悩んだこともあったし、悔しい思いをしたこともありました。でも最終的には、苦労も悲しみも全部、歌で伝えていけばいいと思うようになりました。自分にとって歌のない人生はありえない。お客さまがいてくださって、愛してくださって、歌がある。それに僕は支えられてきました」

 

デビュー20年目突入を記念した取材のこの日、氷川きよし(41)のどこか吹っ切れた様子が印象的だった。聞けば、この1年ほどは思い悩んでいたのだという。

 

「“氷川きよし”が一人のアーティストとして、どういう表現をすべきか。20周年を目前に控えて、悩み葛藤していました。ずっと“氷川きよし”を大事にしようと思って歌ってきたんですけど、そのために“こうじゃなきゃいけない”“こうあるべき”というルールを自分のなかでつくって、それに従いすぎていたときがあったので」

 

葛藤の末にたどりついた結論は、「ホッとする自分の定番のヒット曲も大切にしていきながら、いろいろな表現に挑戦していき、自分のなかに秘められたものを生かす」こと。

 

「演歌だけでなく、ロックに挑戦したり、シャンソンに挑戦したり。可能性のドアを開いていきたい、と思うようになりました。それは衣装にも言えることで、スーツだけでなく、いろいろな衣装に挑戦していきたい。そのほうが画期的な衣装が着られて、ショーに広がりが出てくるので、わくわくしますね。いまは、自分が変わっていく時期なのかなと思っています。より自分らしさを追求していければ」

 

気持ちを新たに迎える20周年イヤー。7月の日本武道館でのコンサート開催も発表されている。今年も多忙な若を、追いかけ続けます!

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