「ロイヤルドルトンという固有名詞の発音の仕方や、セリフまわしを変えさせてもらったりしました」

 

指を鳴らして魔法をかければみんなが笑顔に。魔法使いのメリー・ポピンズが55年ぶりにスクリーンへ! 映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(2月1日全国公開)の日本語版で、メリー・ポピンズの声を務めた平原綾香(34)。彼女が吹き替え時の様子を振り返ってくれた。

 

バンクス家の長男・マイケル(ベン・ウィショー)は妻を亡くし、大恐慌で苦しい生活を送っていた。そんなとき、魔法使いのメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が現れ、マイケルの子どもたちにしつけを始めるのだった――。

 

「あと、(2Dアニメーションと実写が融合した)『本は表紙じゃわからない』のシーンでも、日本版はオリジナルと違う歌い方にしよう、という話になって。かなりこぶしをきかせています(笑)。けっこう日本勢も攻めました」

 

昨年、ミュージカル『メリー・ポピンズ』でもメリーを演じ、彼女を深く知っていると信じてもらえたからこその変更だったという。

 

本作のオリジナル楽曲を彷彿とさせるミュージカルシーンは平原もお気に入り。

 

「子守歌の『幸せのありか』がいちばん好き。あと、街頭点灯夫のジャックが歌う『小さな火を灯せ』は『部屋にとじこもって膝を抱えるか、心に火をともすか選ぶのは自分だよ』と、大事なメッセージがある。大人の映画ですよね」

 

そんな平原に魔法使いメリー・ポピンズの魅力について聞いた。

 

「子どもを子ども扱いしないところや、どんな状況でもそれを楽しんでいるところがいいなって。あと、メリーが何度も口にする『どんなことでもできる。不可能なことでも』というセリフ。そこがいちばん彼女の伝えたいことなのだと思います」