「ルネさんとコラボできて本当に嬉しいです! これまでもルネガールを意識した髪型や格好をプライベートでもすることはあったんですけど、今回は本当のルネガールになっちゃいました!」
そう語るのは、道重さゆみ(29)。道重は「SAYUMINGLANDOLL~東京~」でカワイイ・カルチャーの“産みの親”と言われる内藤ルネさん(享年74)と奇跡のコラボを果たした。
「SAYUMINGLANDOLL」は道重がライフプロジェクトと銘打つ、まったく新しいショーの形。ライブパフォーマンスを中心に、芝居の要素もあり、さらには光の演出も堪能できる。そのなかで道重はルネさんのイラストをふんだんに使った映像をバックに、ルネガールの格好で愛らしく歌い踊っている。
ルネさんの大ファンだという道重。今回のコラボは自ら企画したものだという。
「『いつかルネガールになりたい!』という夢がずっとあったんですけど、今回の『SAYUMINGLANDOLL~東京~』のストーリーを読んだときに『ココだ!』って思いました。世界観がピッタリだなと思って、スタッフさんに自分から提案しました。どのルネガールの格好をするか考える時も、家にあるルネグッズをたくさん並べましたよ。『このルネガールも可愛いし、でもコレも譲れない!』と言って。本当に悩みました」
昭和の少女雑誌を中心に活躍したルネさんと、かたや平成生まれの道重。出会いのきっかけは何だったのだろう?
「たまたまテレビで、ルネさんの展示会をしていると知ったんです。それで遊びに行ったら、一目で『可愛すぎる』って! ルネさんの世界観ってちょっとレトロで、色使いも素敵。ピンク1つにしても『こういうピンクあるんだ!』と感動します。今では新しいグッズが買えなかったりすると、私のなかで“ルネ不足”になってしまうほどです(笑)」
そんな道重はインタビュー中、愛用ルネグッズを机の上にズラリと並べる。ルネさんのイラストが描かれたトートやペンケース、手帳やミニノート、さらにはステッカーや缶ケースなどお気に入りの品々が!
「このペンケースは私が初めて買ったルネさんのグッズで、特に思い入れのあるものです。車の免許を取るときにずっと持ち歩いていました。勉強は大変だったけど、机の上に可愛いものがあると頑張れるので、毎回免許センターに持って行ってルネガールと一緒に勉強しました。自慢じゃないですけど、仮免は満点だったんですよ(笑)。やっぱり可愛いものが側にあると、活力が湧いてくるんですよね」
さらに道重はルネさんの魅力について、こう語る。
「ルネさんのイラストには細かいこだわりが隠されていて、パッと見ても可愛いのに、もっと細部を見ると『ここまで可愛いんだ!』と嬉しくなります。あとルネガールのポーズから『女の子を可愛く見せるには、こういうポーズもあるんだ!』と勉強にもなります」
「SAYUMINGLANDOLL~東京~」は昨年10月の初回公演、今年1月の追加公演もソールドアウト。3月には、再追加公演も控えている。道重は「ルネさんのファンの方にも観に来て欲しいです!」と目を輝かせる。
「劇中ではルネさんのイラストをたくさん使っているので、その世界観を楽しんで欲しいです。ルネさんとコラボしたグッズもあります。私本当に、歌って踊る事が大好きなんです。自分でも不思議なんですけど、本番でしかでない表情もあって、『自分はこんな見せ方もできるんだ!』と公演のたびに本番のステージの力を感じます。ルネガールになって歌い踊る私を、ぜひ観に来てください!」