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「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)の2人が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。

 

二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!

 

寺脇「地球ゴージャス結成から25年たつけど、どの作品も子どものようにかわいいね。記念すべき1作目(’95年)は小さな劇場でやって」

 

岸谷「それが当時は珍しい2カ月のロングランになった。新宿コマ劇場での公演(’06年)も思い出深いな。コマ劇場の名前の由来でもあるコマ状に上がっていく舞台装置を、あるだけ全部使ってやろう、と思って挑んだし」

 

寺脇「劇場の人が『こんなふうに使ったことない』って驚いていたもんね」

 

岸谷「『(こんなに使って)大丈夫かな』ってね(笑)」

 

■新田真剣佑はセンスがすごい!

 

岸谷「今度、二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』は、11年前の再演だけど、主人公のシャチ役は三浦春馬(29)から新田真剣佑(23)に代わって。当時、春馬はこの作品で舞台人としての魂が一つ入ったというか、スイッチが入った感じがした。本当に素晴らしい演技で」

 

寺脇「スポンジが水を吸うように稽古場でどんどんレベルアップしていった」

 

岸谷「そしてこの作品を映像で見た新田くんが、『地球ゴージャスに出たい』と言ってくれて」

 

寺脇「新田くんがいなかったら五朗ちゃんも『星の大地』を再演しようとはおもわなかったでしょ?」

 

岸谷「そうかもしれない。あの身体能力とセンスはすごい。舞台に立つべき要素をすべて持っているからね。僕も三味線と大太鼓をやるからプレッシャーがすごい。11年前と同じようにはなかなかできない。稽古を始めてすぐ、日常生活ではつかない生の筋肉がついたよね」

 

寺脇「(肩のあたりが)パンパンだよ」

 

岸谷「俺たちふだん、ジムに通ってトレーニングして鍛えているけど、その筋肉とも違うんだよね」

 

寺脇「そう。板前さんが自分の包丁を研ぐように、自分たちの武器は体だから、体をしっかり磨いておかないと。さびたまんまじゃダメだからね」

 

「女性自身」2020年3月17日号 掲載

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