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19歳の少年と79歳の女性が恋に落ちる。朗読劇『ハロルドとモード』で、そんな異色のカップルを演じるのは、映画やドラマだけでなく、舞台でも頭角を現している俳優・生田斗真と、言わずとしれた国民的女優・黒柳徹子。舞台では、今回が初共演となる2人。演劇界の大先輩の恋人役を演じることについて、生田の思いを聞いてきたーー。

 

今作の主人公、破天荒でエネルギッシュな女性・モードは、黒柳が長年演じたいと熱望してきた役だという。その相手役であるハロルドを演じる生田に、プレッシャーはないのだろうか。

 

「プレッシャーよりも楽しみな気持ちのほうが大きいんですよね。日本のエンタテインメントの基盤を作り上げてきた方と、一人の俳優として対峙できるわけですから。黒柳さんの魅力や、エネルギーの根源みたいなものに触れられたらいいなって思います」(生田・以下同)

 

劇中でハロルドとモードは、60歳という驚きの年齢差を超えて恋に落ちる。

 

「男と女だから恋愛関係として描かれているけど、本当はもっと奥底の、魂でつながっているような2人なんだと思います。そういう内面的な部分を、朗読でしっかり表現したいですね」

 

また生田は今作について、自身にとっての「リベンジマッチ」だと語る。

 

「出演していた舞台が新型コロナウイルスの影響で中止になってしまって。悔しくてもやもやした気持ちがあったので、劇場に戻れることが楽しみで仕方ないんです!」

 

最後に、モードのような年上の女性に感じる魅力を聞いてみた。

 

「これは男女問わず、年上の方々に感じることですが、人生の酸いも甘いも経験してきたからこその優しさがありますよね。無条件で包み込まれてしまうような人間の大きさが、素敵だなって思います」

 

【INFORMATION】

朗読劇『ハロルドとモード』

東京・EX THEATER ROPPONGIにて9月28日〜10月3日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月14・15日。

 

「女性自身」2020年10月13日号 掲載

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