「昔から魔法への憧れがあるんですよね。それと、おんぷちゃんが登場したとき、そのかわいさに心を奪われました」
そう話すのは7月に第一子が誕生し、父になった三浦翔平(32)。彼の最新出演作は、自身も大ファンだという、アニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの20周年記念作品、映画『魔女見習いをさがして』(公開中)だ。
「20周年記念作品の製作を知ったときは、とにかくうれしかったですね。その喜びをSNSに投稿したら、出演オファーをいただいて。ご縁があって本当によかったです」
三浦が長編アニメで声優に挑戦するのは、今回が初めてのこと。アフレコは「かなり難しかった」と苦笑いするものの、すでに次回作への意欲は十分のよう。
「子どものころからアニメ好きなので、声優のお仕事にもどんどん挑戦してみたいです。演じてみたいのは、敵方の悪いヤツ(笑)。『ガンダム』でいったら、シャアのポジションの役をもらえたらうれしいですね!」
今作で描かれているのは、『おジャ魔女どれみ』つながりで出会った3人の女性たちの友情物語。彼女たちが支え合いながら人生の岐路に挑んでいく姿は、三浦自身にも重なるところがあったという。
「人生の節目で支えになってくれたのは、やっぱり家族や友人たちなんです。芸能界に入ることを決意したときもそうでしたね。大人になって少しずつ集まる機会が減っていたんですが、このようなご時世なので、もっと会うようにしなきゃダメだなって。ほんの1時間でもいいから、目を見て話す機会を作ろうと思っています」
そして、「親になる」という新たな節目を迎えた今、生活や価値観に、変化は訪れたのだろうか。
「とにかく、かわいくて仕方ないんですよね。だから、子どもの悲しいニュースを見ると、心の底から『なんで?』って思うし、子どもが頑張ってる姿を見たら、自然と泣けてきちゃう。うちの子は、おなかが減ったり、眠くなったりしたら思いっきり泣くし、満足したらすぐに寝るので、意思がはっきりしてるタイプなのかなと思ってます(笑)」
最後に、もし魔法が使えたらどんなことをしたいか聞いてみた。
「時空を操る魔法を使いたい! 今の知見を持ったまま過去に飛んで、高校受験やバスケ部の最後の試合をやり直したいですね(笑)」
「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載