(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会 画像を見る

【木ドラ25】『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京ほか/木曜深夜1時~)、通称”チェリまほ”が、ついに12月24日に最終回を迎える。*最終回は深夜1時30分から放送となります。

 

黒沢優一(町田啓太)は両想いになった安達清(赤楚衛二)に「実は人の心が読める」と明かされ、つらい決断を下したばかり。最終回を前に、改めて町田に話を聞いた。

 

――町田さんが最初に原作本や脚本を読んだとき、この作品に対してどう思いましたか?

 

脚本をいただく前に原作本は読破しました。ストーリーやキャラクターのイメージを自分でも膨らませてから脚本をいただいて読んでみると、“チェリまほ”の世界観やストーリーの本筋を外さないまま、原作をきちんとリスペクトした脚本になっていました。内容は丁寧に練られていて、大まかな流れはわかりやすく、細かい描写は繊細に書かれている。実写版に合わせて、少し変更したところもありましたが、秀逸だと思いました。ですから、毎回新しい脚本を読むのをすごく楽しみにしていたんですよ。

 

――イケメンのエリートサラリーマンである黒沢優一役を演じて、振り返っていかがでしたか?

 

原作本と脚本を読んで、最初は周りからは羨ましがられるような完璧な存在なのかなと思ったのですが、読み進めていくと、黒沢なりに悩みを抱えています。イケメン過ぎるがあまり、先入観を持たれてしまったり、見た目だけで判断されてしまったりして、誰も自分の中身を見ようとしてくれない。そんな自分の境遇に勝手にプレッシャーを感じて、誰にも理解してもらえないと絶望に近い気持ちを抱いていた黒沢に、手を差し伸べてくれたのが同期の安達だったんです。

 

町田啓太チェリまほ最終回秘話「最後まで温かい現場でした」
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――黒沢は入社まもなく安達に恋愛感情を抱くように。そう思うと、長い片思いですね!

 

入社後ずっと安達に片思いをしていたのかと思うと、僕は黒沢をすごくピュアで愛おしい魅力的なキャラクターだなと思っています。ただ好意のある相手に近づきたいというだけではなく、そこには長年の蓄積された思いがある。黒沢を演じるからには、僕の念頭には常に黒沢の純粋な気持ちや思いの深さを置いておかないといけないですし、すごく考えて演じるようになりました。

 

――撮影現場の雰囲気は?

 

すごくいい雰囲気でした。安達を演じる赤楚くんは雰囲気の柔らかい人で、周りへの気遣いも欠かさない。でも、ちょっとおちゃめな部分もあって、現場を和ませてくれました。休憩時間にはお互いの役についてや、「このシーンはこうしよう」というような話をずっとしていましたね。

 

僕も赤楚くんも監督もプロデューサーも20代後半から30代前半の同世代で、とても話しやすく楽しい現場でした。コミュニケーションをきちんと取って、作品に対する熱量をどんどん上げていけたと思います。

 

あと、カメラマンさんや照明さんなど、ドラマを支える技術職の方たちの多くが、ベテランの方でした。僕たちが話し合いながらあーだこーだやっているのを見て、カメラマンさんは「若者たちが頑張っているのを、僕たちも楽しんでいるから、好きにやってよ」と言ってくれました。ベテランの方が支えて見守っていてくれたので、温かい現場でしたよ!

 

いよいよ最終回は12月24日(木)深夜1時30分から放送。黒沢と安達の選ぶ未来は――!?

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