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13年に東海地区のみのローカル番組としてスタートして以降、着実に放送局を増やし続け今年3月には毎日放送での放送も開始するなど好調な『ゴゴスマ GO GO!Smile!』(CBC・TBS系)。その立役者が司会の石井亮次(44)だ。

 

昨年3月にCBCを退社し、フリーに転身して石井だが20年間勤めた会社を去ることには当然、迷いもあった。

 

そんな石井の背中を押したのが最愛の家族。’04年に妻の夢さんと結婚し、2人の子宝に恵まれた石井だが、その出会いはなんと“ナンパ”。リポーター時代に石井がロケで訪れた喫茶店で働く夢さんに一目ぼれし、猛アタックの末、射止めたのだ。

 

「’18年初頭に事務所からフリーのオファーをもらったのですが、『ゴゴスマ』も続けたい……という思いもあって。家に帰って嫁に相談したら、『えぇやん!』と即答。娘たちも『パパおもろいもん! やってみたら?』って言ってくれたんです。

 

それで翌年、会社に『辞めたいんです。でもゴゴスマも続けたいんです』って話をして。都合のいいこちらの要求に何を言われても仕方ないと思っていたんですが『“ゴゴスマの石井くん”じゃなくて、今は“石井くんのゴゴスマ”になっている。だから続けてもらえるならありがとう』って言っていただいて。涙が出ましたね」

 

フリー転身後、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など他局の人気番組にも出演し、ますます勢いに乗る石井。しかし、慢心する様子はみじんもない。

 

「フリーになっても生活は変わりません。東京や大阪に引っ越す憧れもありますけど、名古屋でずっと生活して何も困っていませんし、引っ越す意味もないんです。フリーでなんでもできるという楽しさはあります。一回一回が勝負ですし、毎日ヒリヒリする感じなので、好きだったギャンブルはやめました(笑)」

 

石井亮次「ゴゴスマは死ぬまで続ける」語ったフリー転身後の夢
画像を見る 今年で9年目に突入した「ゴゴスマ」

 

語った“次の夢”も控えめだ。

 

「報道とバラエティの中間でいたいという思いは常にあります。規模の大小ではなく、一生、話せる仕事はしたいですね。今やりたいのはインタビュー形式のトーク番組かな。阿川佐和子さんや黒柳徹子さんのように人のよさを引き出せたらいいですね」

 

とはいえ、引く手あまたの石井。最後に「東京から帯番組のオファーがあったら?」と聞くと……。

 

「もちろん『ゴゴスマ』です! 『ゴゴスマ』は死ぬまでずっと続けられたらなと。おやじは亡くなる数時間前まで仕事のことを話していて、その姿が純粋にかっこいいなと思ったんです。最後まで仕事をしていたおやじのようになれたらいいなと思います」

 

石井が“ゴゴスマの人”から“国民的司会者”になる日もそう遠くないはず!

 

「女性自身」2021年4月20日号 掲載

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