■「26歳の私はまだまだ“ひよっこ”」
藤間は「日本舞踊は40歳で若手。60歳や70歳で脂が乗ると言われているので、26歳の私はまだまだ“ひよっこ”です」と話す。
「私、いろんな習い事をやってはすぐ辞めてきたんです。ピアノや歌をやってみたり、プールに行ってみたり……。でも、全然続かなくて(笑)!日舞を続けられたのは『家がそうだったから』っていうのもあると思います」
そして「ずっと続けていることって、強みになりますよね」といい、こう続ける。
「私から日舞をとってしまったら、何もない人間になってしまう気がするんです。襲名したことで責任を持ってやる立場になったんだなって思いますし、日舞や流派のために、つまり誰かのためにお仕事をしなくてはならないなとも今は考えています」
藤間は「もちろん女優のお仕事も手を抜いたりすることはありません。これから、いろんな経験を重ねていけたら嬉しいです」とも語る。二足のわらじで、どんな道を歩んでいくだろう?