「僕にとって、ホームドラマの現場って新鮮なんです。いつも、気合を入れながら撮影に臨んでいます」
そう話すのは、1月20日スタートの木曜ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)で、何をしてもパッとしないダメ夫・中越チカラを演じる松本潤(38)。今回挑戦する主人公のチカラは、自身とは真逆のキャラクターだという。
「動きや感覚、声のトーンまで、本当に全部が自分とは違う。それを少しずつなじませながら役作りしています。でも、普通にやったらつまんないじゃない。(演出・脚本の)遊川さんも、計算して出ることはやりたくない、と。だから、正解じゃなくて、どうやったら役が生き生きするかを考えています」
そんなチカラの妻役を演じるのは、松本にとって高校の同窓生でもある上戸彩。
「上戸さんは昔から知っていて、何年かに一度はばったり会う感じ。でも、実は一緒にお芝居をするのは今回が初めて。すごくハマリ役で、とてもおもしろいですよ。この前、『こういう家族いるよね』って話していたんです」
撮影の合間には、こんなやりとりも。
「一生これしか食べられないなら何を選ぶか、人生最後の食事は何がいいかとか、話しています(笑)。上戸さんはおすし、(娘役の)英怜奈ちゃんはハンバーグとシャインマスカット、(息子役の)洋介くんもおすしだったかな。すごくかわいいですよね(笑)。僕は、定食でもすしでも、最後は和食がいいな」
最後に、ドラマへの意気込みを聞いてみた。
「見てくださった方が、少し心が温まって『自分にも、こういうことができるんじゃないか』と考えてみてもらったり。そういう、ちょっと気持ちが優しくなれるようなドラマになったらいいなと思っています」