「ベッドシーンあると家族で見れない」友近語る刺激的な80年代ドラマの思い出
画像を見る ショートカットが似合う友近の制服

 

■友近さんを夢中にさせた『土曜ワイド劇場』

 

小3のときには、近所のデパートの屋上で行われた素人カラオケ大会に、父親に促されて飛び入り参加。

 

「松田聖子さんの『白いパラソル』(’81年)を歌って、賞をいただけたんです。ステージに出る喜びを知った、初めての経験でした」

 

視聴者参加型の歌のコンテスト番組に出場を果たしたのは、14歳のとき。

 

「地区予選を勝ち抜き、テレビ放映された全国大会では、司会がサブロー・シローさん、審査員が河合奈保子さんという、夢のようなシチュエーションの中、歌わせていただけたんです。しかも優勝することができて! それからは学校でも、“人前で何かやる人”と認識されるようになりました」

 

そんな友近さんは小、中学生のころから、2時間ドラマ『土曜ワイド劇場』(’77~’17年・テレビ朝日系)にハマり始めた。

 

「とはいえ、冒頭からベッドシーンだったりするものだから、リアルタイムで家族と一緒に、というわけにはいかず、学校から帰る時間帯にやっていた再放送をこっそりと。松尾嘉代さんの妖艶な演技が衝撃的だったりして、同級生の中でも“わかる子”何人かと盛り上がっていました」

 

『土曜ワイド劇場』で人気だった江戸川乱歩原作の“美女シリーズ”については記憶も鮮明で、パロディ化したコント『友近ワイド劇場』を現在、劇場で披露している。

 

「バッファロー吾郎Aさんやロバートの秋山(竜次)さんと共演させてもらっていて、YouTubeでも配信しているのですが、“その時代”を知る人が見てくれて、再生数もぐんと上がるんです。印象的なオープニング曲も忠実に再現していて、コントができあがったときには“やりたいことをやり尽くした。もう思い残すことはない!”と思えたほど」

 

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