氷川きよし(44)が開催する『2022年 明治座 氷川きよし特別公演』(6月3日~7月4日)は、フランスが舞台。初めての試みに、どうやら胸を躍らせているようす。公演や近況、そして来年からのお休みについて、ホテルのアフタヌーンティーに舌鼓を打ちながら本音で語ってもらいました――♪
「お休みの間は“Let it be”でいくつもりです。ついつい動き回ってしまうタイプなので、あえてなにも決めていません。海外、とくにフランスに行ってみたいなと思っているくらいですかね」
1月21日、’23年からの歌手活動休養を発表した氷川。期限はとくに決めていないという。公式サイトでは《自分を見つめなおし、リフレッシュする時間をつくりたい》とつづっていたが、改めていまの気持ちを聞いてみた。
「ずっと走り続けてきたし、少しゆっくりしてもいいのかなとようやく感じるようになって。でも、家でじっとしているのは嫌(笑)。声帯ポリープの術後も、安静にしているのが本当につらかった。そういう性分なんでしょうね。現実的には難しいでしょうが、高校生時代のように飲食店でバイトをしてみたい(笑)」
休養前の今年はいつも以上にタイトスケジュール。そんな多忙を極めるなか、新習慣を始めたそう。
「まずはやっぱり劇場公演ですね。東京・明治座、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座、愛知・御園座と、6月から4劇場をまわらせていただくので、体作りのために、最近ヨガとピラティスを始めました。週に1回、先生に自宅へ来ていただいてるんですが、朝が早くてたいへん(笑)」
“歌”のことが片時も頭から離れないのは、リフレッシュ期間を控える今も変わらない。
「復帰時期も未定なのに、休暇後にはどんな楽曲を歌おうって今から考えてしまうんです。涙も汗も喜びもすべて詰まった、もっとも大変でもっとも楽しい仕事がコンサートなので。お休み明けも、声の続く限り歌っていきますよ!」
憧れの美空ひばりさんのように「自身の人生をもって歌い、聴く人の心にメッセージを送れる歌手でありたい」と語る氷川。“歌はわが命”を体現する氷川のパワーアップした復帰後が今から楽しみだ。