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7月21日にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。これまで数々の楽曲を発表し、その歌声は多くの人々を勇気づけてきた。『LOVE LOVE あいしてる』『堂本兄弟』(フジテレビ系)で共演して親交の深い吉田建(ミュージシャン、プロデューサー)が堂本光一(43)、堂本剛(43)について語ってくれた。

 

ミュージシャンでプロデューサーの吉田建(72)は、『LOVE LOVE』の収録後に恒例で行っていた焼き肉店でのことを振り返る。

 

「彼らはタン塩レモンでご飯を食べるんです。僕たちにとってはタン塩レモンってお酒のつまみなのに、未成年だった彼らにとってはおかずなんですよね。2人は『うまいですよ、食べてみてください』と勧めるんだけど、確かにご飯に合うんだよな(笑)」

 

音楽面でKinKiに関わり続けてきた吉田氏。光一が作曲、剛が作詩した『愛のかたまり』は吉田氏が編曲を担当。ファンによる人気投票では1位を獲得したこともある楽曲だ。

 

「光一から『こんな曲をやりたいんだけど、建さんに編曲をお願いしたい』と持ち掛けられたんです。『俺たちには冬の曲がないから冬っぽくしたい』と最初にイメージを伝えられた覚えがあります。それまでKinKiには元気な感じの夏の曲が多かったんです」

 

光一が先に作った曲に対し、剛が後から歌詞をつけたのだという。

 

「光一の『冬っぽく』というイメージを知ってか知らずか、剛の詩には『クリスマスなんていらない』というフレーズがあったんです。2人は本当に以心伝心しているなと、驚きましたね」

 

『愛のかたまり』以外にも自ら作詩作曲を手掛けた曲は多く、音楽的な才能も知られるKinKi。しかし、『LOVE LOVE』開始時にはこんなこともあったという。

 

「当時の2人は分刻みのスケジュール。『LOVE LOVE』の収録のために朝9時に集まったら、眠そうな顔をして『さっきまでドラマの撮影だった』とかね。だから十分な練習もできていないときもあって、『もう少し練習できる時間を作ってあげられたらなあ』と思うことも正直あった。

 

2人の楽譜にギターのコードの絵を描いて教えたこともあったんですよ。『ジャーン』と弾いてほしいところなら楽譜にも『ジャーン』と書き込んだりもしました」

 

吉田氏はKinKiのコンサートでバンドマスターも務める。KinkiのMCが長すぎて吉田氏が文句を言ったという逸話もあるが……。

 

「たしかに一回くらいは『しゃべりが長いよ!』って言ったことはあるかもしれない(笑)」

 

だがKinKiがMCで話したことで、吉田氏の心に残っている言葉があるという。

 

「『建さんのベースがすごくエロくていい』と光一が言うと、剛も『色っぽいっていうことかな?』と言ってくれたんです。面と向かってそんなことを言われることはないから、涙が出るほどうれしかったです」

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