画像を見る

’00年のデビュー以降、歌謡界の最前線を走り続けてきた氷川きよし。これまで長期休養を取ることはなかったが、昨年の『NHK紅白歌合戦』で『限界突破×サバイバー』を歌い上げ、歌手活動の休養に。その直前にありのままの心境を聞いた。

 

「長年、ファンの方々の期待を一人で背負ってやってきました。ひとまずは、『よくやりきった!』と、自分自身を褒めてあげたいですね。お休みの間には“演歌歌手・氷川きよし”を脱いで、一人の人間としての幸せを追求していこうと思っています。福岡で暮らす両親も、私の決断を応援してくれています」(氷川・以下同)

 

休みの間には、「海外へ行きたい」「調理師免許でも取ろうかな」と各所で発信していたが、予定は決まった?

 

「いろいろやりたいことはありますが、決めちゃうとゆっくりできない性分なので、今もはっきりは決めていないんです。『自分らしく生きる』、それだけを大切に過ごせたらと……」

 

’17年の『限界突破×サバイバー』は、これまでの演歌界の貴公子たる氷川像を打ち破る曲調が話題を呼んだ。

 

「たくさんの応援の声はありがたく、得難いものだったと同時に、あまりに大きい声量がプレッシャーでもありました。しかし、その声援にずっと応え続けてきたことが、自分にとって“自信”というかけがえのない財産になっているとも感じます」

 

22年間で発表してきた全589曲はサブスクで全曲が配信中のほか、2月2日には氷川初となるベストアルバム『氷川きよしベスト』も発売予定。この楽曲数の重みが自信となり、氷川の“ロックされたままの可能性のドア”を開けたのだろう。

 

「しっかり充電したあとは、やっぱり歌を歌いたいです。こぢんまりしたライブハウスのような場所でもいいから、今まで以上に真剣に音楽をやりたい。どんな形になって、どんな方に届くものになるかはわかりませんが、思いを込めたリスタートを切るつもりです」

 

表現者、アーティストとしての氷川の再始動が早くも待ち遠しいーー。

【関連画像】

関連カテゴリー: