「僕自身も子どもがいる環境で日々生活しているので、原作や台本に共感するところが多々あります。とても入り込んでしまいましたね。泣けたし、人に寄り添う感じがして、読み終わった後、温かい気持ちになりました」
そう話すのは、昨年末に第3子が生まれたことを発表した山崎育三郎(37)。主演ドラマ『リエゾン―こどものこころ診療所―』(テレビ朝日系・毎週金曜23時15分~※一部地域で放送時間が異なる)では自らも発達障害のある、児童精神科医・佐山卓を熱演中だ。
第1話放送後から、「育三郎さんの優しい表情に癒されました」「本気度が伝わってきます」と絶賛の声が続々とあがっているが、佐山先生は難しい役どころ。かなり苦労したのでは?
「リョーハムさんという発達障害の当事者の方が監修として現場に入ってくださっていて、体の使い方などアドバイスをしてくれています。一つ一つ嘘がないように細かいところまでチェックしてくれているので、とても助かっています。ルーティンの体操の場面では、『山崎さん、カッコよすぎます』と言われてしまいました。ちょっと前まで『エリザベート』という舞台で黄泉の帝王を演じていたので、キリッと動いてしまったんですよね(笑)」
今の子どもたちにどう育っていってほしいかを聞いてみると……。
「自分の感じる心を大事に、思うままに生きてほしいと思います。今作では凸凹を抱えた子どもたちが登場しますが、これからはその子たちの個性が武器になるかもしれない。社会になじむことだけがすべてとは言い切れない時代になるかもしれないですよね。そういうことも感じられる作品になっています」
街中で子育て中のママを見ると「頑張って」と声をかけたくなることもあるそう。
「子育てしているママを尊敬しています。24時間休みなく頑張っていますよね。本当に『ありがとう』って伝えたいですし、この作品もそんなママたちに寄り添える言葉がたくさん出てきますので、ママたちにもぜひ見てほしいです」