「毎年、桜の季節はお花見に行きたいなあと思いますが、人混みを避けて通り過ぎるくらい(笑)。家では、仕事でいただいた花などを花瓶に飾っています」
そう語るのは、昨年末、一大ブームを巻き起こしたドラマ『silent』の戸川湊斗役で注目された鈴鹿央士(23)。
ブレーク後の自身の変化は感じていないが、「『湊斗くん』って、役名で声をかけられることが多くなったのはうれしい。撮影で使ったカフェに行列ができているのを見たとき、すごいパワーのある作品だったんだなって実感しました」とほほ笑む。
公開中の映画『ロストケア』では、長澤まさみ(35)、松山ケンイチ(38)と共演。大先輩2人の渾身の演技を見ながら、自分に何ができるのか悩むこともあったという。
「長澤さんはずっと温かく見守ってくださいましたし、松山さんからも、『よく頑張ったね』と声をかけていただきました。素敵な先輩たちの支えが身に染みて、幸せでした」
現代の社会問題に斬り込んだ今作。最近、“目を背けた”ことは?
「レコードを聴くのが好きで、初めて買ったスピーカーとアンプをつなげようとテレビ台を動かしたら、ほこりがいっぱいたまっていて……。最悪だなあと思いながら、掃除はまた今度でいいかって、そのまま戻しちゃいました(笑)」