「スベるもウケるも全部1人がいい」話題のピン芸人・街裏ぴんくが語った“漫談”への覚悟
画像を見る もっとも影響を受けた芸人はダウンタウンだというピン芸人・街裏ぴんくさん。

 

■ユニットを組んで「M-1」に挑戦も「やっぱり自分はピン芸人なんだな」

 

一方、「バスク」で手応えを得るまでは、毎年エントリーし続けてきた「R-1」も苦戦を強いられてきたという。

 

「毎月20本のライブをやっていた’14年は、2回戦落ちでした。漫談を200本も作ってきたのに、2回戦で歌ネタをやってしまったんですよね。やっぱり自信がなかったんですよね、2回戦っていうぶち破ったことのない壁に。『R-1』という老若男女にウケなければいけない場所に、持っていくような漫談がなかったというか……。僕を好きな人は笑ってくれたんですが、歌ネタで落ちてしまいめちゃくちゃ悔しかったですね。自信を持ってからは進めるようになって、’19年に初めて準決勝までいけたのが最高成績です」

 

しかしながら、’21年に「R-1」の出場資格が変更され「Be-1」への挑戦に転換。そして昨年、優勝をつかみ取ったのだった。’21年には元「ジャリズム」で現在は本誌記者としても活動するインタビューマン山下氏(54)とユニットを組み、「M-1グランプリ」にも挑んだ。

 

「山下さんから『M-1』に誘ってもらった時は、ビックリしました。お互いにSNSはフォローし合っていたんですが、全く面識のない状態だったんです。山下さんからDMで『僕がツッコミとして入らせてもらいたい』と、僕の漫談に山下さんのツッコミを加えた台本を送って下さったんです。でも、憧れの存在だった人が声かけてくれるのは嬉しかったんですが、『これは大丈夫なのかな』って。1週間ほどじっくりと考えた末、『芸人として経験として、これは乗っておくでしょ』と承諾しました」

 

自らの漫談を漫才にアレンジして挑んだ「M-1」だったが、思うように爆発を起こせなかったという。

 

「やるからには全力でやろうと思って取り組んだのですが、芸の上でなかなか難しい部分もありました。爆発を起こせないみたいな。1人で大声出してやった方が『どの熱量で嘘を言うてんねん』というのが直に伝わって、笑いが起きたりすることもあります。でも漫才でやるってなると、『よくあるやつやんね』ってフラットな反応をされてしまう。もちろん山下さんのツッコミも巧みで、漫談ではウケないくだりが山下さんのツッコミでウケたとか。そういう発見もあって、めちゃくちゃ楽しかったんですけどね」

 

だがこの経験によって、ピンで活動することの意義に改めて気づくことに。

 

「やっぱり自分はピン芸人なんだなって思いましたね。1人で何もかも考えて、1人でしゃべって、スベるもウケるも全部1人がいいなって思いました。横に人がいないからコンビネーションを見せなくていい分、気を使わずにアドリブも言える。思いついちゃったら言える。それでスベるもウケるも自分、というのが楽しくてしゃあないですわ。僕は漫談が天職です。やっぱり芸人は100%出せないとダメだと思うんですよね。何かに気を使って、70%、80%しか出てない状態ってもったいない無いと思います」

 

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出典元:

WEB女性自身

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