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7月7日からスタートする日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』は、高視聴率ドラマ待望の続編。主演は前作から引き続き二宮和也(41)が務めるが、演じる役はまったくの別人なのだという。

 

「続編の打診があったとき、前作のメンバーがそろうなら、ぜひやりたいって話をしたんです。視聴者の方々も、キャストが変わるとがっかりしちゃうだろうし。でも蓋を開けてみたら、僕だけ別人になってました(笑)。今作で演じる天城雪彦は、海外育ちということもあって、前作の渡海征司郎より、ライトでポップなイメージかな。髪を銀色に染めたのも、役作りのひとつです」

 

6年ぶりの続編にもかかわらず、竹内涼真内野聖陽といった、前作の主要メンバーも再集結。二宮は座長として、豪華キャストをまとめる立場だ。

 

「いや、座長って意識はあんまりないんですよ。周りを引っ張るより、後ろから押していくタイプなので。僕は現場で好き勝手にやるだけです(笑)。ただ、この6年で、物事をより客観的に見られるようになったかな。大変なシーンも多いので、撮影の合間は、みんなで楽しくいたいですね」

 

そして、本作の大きな見どころのひとつが、緊迫感のあるオペシーン。過酷な撮影かと思いきや、二宮いわく、前作ではそれほどでもなかったそうで……。

 

「渡海先生はオペの終盤に現れて、サクッと終わらせるだけだから、正直ラクだったんですよ(笑)。技術というより、手術に真摯かつ誠実に向き合う姿勢を意識して演じていました。でも、周りのみんなは、すごくしんどかったみたい。10時間以上撮影することもあったんだけど、僕が現場に入ると終わりが近いから、みんなが喜ぶっていう(笑)。今作では、序盤からオペに参加するので、僕もようやく、その大変さを味わうことになりますね」

 

今作の主人公、世界的天才外科医の天城は、手術にあたり、財産の半分を掛けた運試しに勝つことを要求する。“ディアブル=悪魔”と呼ばれるように、非情な人物に思えるが、二宮は意外にも肯定的にとらえている。

 

「天城先生が求めていることって、理解できなくもないんですよ。何より、結果を残している人の言葉は、受け入れられなくても、聞いておくべきだと思っていて。僕自身、運と実力を兼ね備えた方たちの後ろにつかせてもらったおかげで、今があるわけですしね。まあ僕は、天城先生の運試しに勝てる気はしないので、“そこそこ”の先生にお願いします(笑)」

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