■モー娘。卒業後、一緒に住む中で絆を深める
石黒彩さんはパタンナーを目指し、服飾関係の専門学校に進学をするため、2000年1月7日にモーニング娘。を卒業した。やがて、2000年5月に真矢さんと結婚する。この5カ月間の間に、いったい何が起こったのか。
「初めて家に遊びに行ったときから、全然会ってなかったです。ただ、グループを辞めて改めて家に遊びに行ったときに、そのまま住んじゃったんです。結果1カ月ぐらいかな?その後は進学準備で実家(北海道)に帰りました」
実は、会っていない間にも、電話などで連絡を続けていたそう。毎日生活を共にする中で、石黒さんなりに、真矢さんの人となりが分かっていったようだ。
「辞める話を切り出したくらいに『結婚しよう』と言ってくれましたが、一度断りました。24時間一緒にいてみないと相手のことが分からないし、きちんと付き合ってないし……。それに、まだ若くて『結婚』という肩書きにも興味がなかったので、事実婚でいいじゃないかと思ってました。でも、一緒に住んでたときに『この人となら大丈夫かも』と思えるようになって……」
そして、実家に帰っていたときに体調を崩して病院に行ったところ、長女の妊娠が発覚。
「改めて『結婚しよう』と言ってくれました。私があまり結婚に興味がなかったのですが……。『2人で添い遂げたいのもあるけれど、彩の考える事実婚では子どもが学校に行く時に困るかもしれない。将来のことも見据えて婚姻届けを出そう』と納得するまで話してくれました。長女が私のお腹に来てくれなかったら、あの年齢での結婚はなかったかもと思うと、本当に最高のタイミングで来てくれたなと。今考えると幸せな運命だなと思います」
高校生の時の勘に導かれるように、真矢さんに引き寄せられていった石黒さん。今では3人の子供を持つ、芸能界きってのおしどり夫婦に、こんなストーリーがあったとは驚きだ。
(取材・文:インタビューマン山下)
【後編】「泣きながらベビーカーを押したことも」石黒彩 結婚25年の子育て苦難と夫・真矢の“何も言わない”支えへ続く
画像ページ >【写真あり】石黒彩さん・真矢さん夫婦の結婚25周年記念の2ショット(他3枚)
