表情と動きで、演技の基本である「喜怒哀楽」を表現してくれた橋本将生(26)。現在放送中のドラマ『ひと夏の共犯者』(テレビ東京系)で、連続ドラマ初出演にして、初主演という快挙を果たした。
「昔からドラマを見るのが大好きで、演技の仕事にも興味があったので、この機会は本当に光栄でありがたいことだと思っています。このドラマは“ラブサスペンス”なんですけど、僕が特に好きなジャンルなので、挑戦できること自体がすごくうれしいんです」
長年の念願がかなった現場では、日々新鮮な瞬間の連続だという。
「もう、全部が楽しいですね。ちょっとした言葉遣いや目線の動きでも、いろいろな表現ができるのが面白くて。共演の恒松(祐里)さんが本当にお上手で、勉強させていただいています」
そんな初挑戦にあたり、timeleszのメンバーからもアドバイスがあったとか。
「(菊池)風磨くんには、『現場で台本を開くなよ!』と言われていて。セリフは完璧に覚えてから、撮影に臨むようにしています。台本も現場には持っていかずに、車に置きっぱなしです。原(嘉孝)くんも、演技について相談したら、『自分の内側から出てくる感情を素直にセリフに乗せたらいいよ』とアドバイスをくれました」
数カ月前まで焼き肉店でアルバイトをしていたという橋本。その“普通の感覚”が演技にも生きる部分はあるのだろうか。
「それは僕も、自分の強みかもしれないと思っています。寺西(拓人)くんも、お芝居では『日常の感覚を大切にしている』と言っていたので。夢を追いかけてくすぶっていたころの生活も、自分の演技の“引き出し”にできたらいいですね」
今年、timeleszの新メンバーに選ばれ生活が一変した橋本。最大の変化は「自分に自信がついたこと」だと語る。
「timeleszのメンバーであることが、僕自身の誇りになっています。それに、このメンバーなら、何があっても大丈夫だと思えるんです。僕も演技の仕事をもっと頑張って、いつかtimeleszというグループを知るきっかけのような存在になれたらいいなと思います」
【INFORMATION】
ドラマ24『ひと夏の共犯者』(テレビ東京系・毎週金曜深夜24:12~)
冴えない生活を送る大学生の岩井巧巳(橋本将生)の前に、突然最愛の推しであるアイドルの澪(恒松祐里)が現れる。実は彼女の中には眞希というもう一つの人格があり、さらに殺人の容疑までかかっていて……。
