「自分で生きる力をつけたい」東出昌大 老後や報酬には興味なし…山籠り生活で気づいた「1歳の愛娘に伝えたいこと」
画像を見る 東出昌大(写真:本誌写真部)

 

■「これからの未来は激動の時代になる」

 

都会の喧騒から離れた生活で、人生や現代社会について考える時間も増えたという東出。狩猟の合間に読書も欠かさないようで「最近は町田康さん、ノンフィクションのドキュメンタリーなどを読むことが多いですね」と語る。

 

「雨が降ったり台風が来たりしたら、おとなしく家にいるしかない。自然は本当に遠慮のない存在なので、山にでるのが困難なのであれば“いま、そのなかで何ができるのか”と日々考えることになる。四字熟語の『晴耕雨読』という言葉にある通りで、本来の生活とは、そのつど“自然のままならなさ”と関わっていくことではないかと思うんです。

 

だからこそ、私は老後のことは全く考えていない。というか、考えられないという意味に近い。昨今のAIの台頭や国家間の紛争などを鑑みると、たった一つのことで世界全体がひっくり返ってしまうような時代に私たちは生きている。これからの未来は間違いなく激動の時代になるという予感だけは間違いなくありますよね。そんな状況下で、老後のことを考えるのはちょっと難しい」

 

俳優の仕事に関しても「報酬などにはあまり関心がなくて、“この人と一緒に働きたい”という心地よさを大切にしていますね」と語る東出。昨年2月、現妻とのあいだに娘が生まれたが、最後に「若い人たちに伝えたいことはあるか」と尋ねるとこのように答えた。

 

「いまは物価も家賃も高く、コンビニのご飯でさえすごく高い。さらに今の若い世代は昔とは比べ物にならないほどのデジタルデバイスに囲まれているので、その影響で精神的なバランスを崩してしまう人も少なくないのではないかと思います。

 

未来が見えない時代だからこそ、私は自分で生きる力を付けていきたいと思っているところがあるのかもしれません。ネット検索しただけでは、やはり鹿は捕れないし、魚も釣れない。たとえば雪が降る夜なんかは、“明日の朝、鹿たちはきっと暖かいところに行きたいだろうな”と想像して、その想定だけをたよりに翌日に行動してみるのです。

 

自然との関わりは、そうした“いまを生きる”ための様々な身体知に支えられています。もし私が若い人たち、あるいは生まれたばかりの娘に伝えられることがあるとしたら、むやみに未来へと生き急ぐのではなく“いまを豊かに感じる力”を培ってほしいと思います」

 

画像ページ >【写真あり】釣りを楽しんだ後、川辺で佇む東出昌大(他4枚)

出典元:

WEB女性自身

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