アジアの歌姫 シャリース インタビュー

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デビューアルバム『シャリース』が、全米チャート8位というアジア人初の快挙を成し遂げた、フィリピン出身の歌姫、シャリース(18)。16歳であのセリーヌ・ディオンとのデュエットを果たし、圧倒的な歌唱力で聴く人の心を動かす、大型新人アーティストの登場です!

 

―― アジア人として、あなたの存在は誇りです。オバマ大統領の前で歌ったそうですね、どんな気分でしたか?
実は、オバマ大統領のお姉さんの前で歌ったんで、大統領の前じゃなかったの。まぁ~、近いところ突いてるわ(笑)。

―― 16歳のとき、初めてニューヨークのマジソンスクエアガーデンでセリーヌ・ディオンとデュエットしていますよね。しかもあなたのお母さんの前で。そのときのこと教えて下さい。
imageセリーヌは私のヒロイン。だから、とても震えたわ。でも彼女はとても心地よくしてくれてね。母性愛を持っているすばらしい人。とても良かったわ。

―― セリーヌとの初対面の印象は?
私、泣いちゃったの。そうしたら彼女がハグしてくれて、『大丈夫よ』って。元々彼女はいい人だって聞いてはいたんだけど、もう思わず会ったら泣いちゃったの。

―― そのときのシャリースさんのお母さんの様子はどうでしたか?娘の晴れ舞台を見て?
彼女も泣いていたわ(笑)。彼女は本当に私がスターになったことを誇りに思ってくれているの。つねに母は私と一緒に居続けてくれているんだけど、そのときは本当にずうっと泣き続けていて、誇りにも思ってくれていただろうし、嬉しかったと思うわ。

―― セリーヌの歌を4歳から歌っていたというのは、お母さんが聞いていたから自分も歌うようになったの?
そうね。母がセリーヌの大ファンで、一番最初に聞いた曲が『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』。

―― 映画『タイタニック』で有名な。
ずっと子供の頃から聞いてたの。

―― 子供の頃からお母さんに言われたことで、今もちゃんと守っていることってある?
とにかく自分自身でいなさいと。で、自分が好きなことをやっていきなさいと言われたわ。私が好きなことは歌だから、ずっと今も続いているってことよね。

―― 自分と同年代のティーンエイジャーに自分の歌をたくさん聴いてほしい、って言っているけど、それは自分の同年代のファンを増やしたいから? 同年代にたくさん訴えたいことがあるの?
とくにティーンエイジャーとか同年代の人に限らず、すべての年代の人に聞いてもらいたいの。だから自分のジャンルをポップの領域に広げたりとか、バラードも歌ったりしてるの。いろんな人に訴えたいの。

―― アメリカは今も人種差別が根強いですが、いじめられたりとかはデビューしてからはないですか?
imageそれはどうしても避けられないことであって、もちろん私だけじゃなくて、いろんな人が経験していると思うの。それはもう無視するしかないと思う。でも私はアジア人として誇りを持っているし、アジア人としての才能を持っていたから、それを世に現していきたい。本当に自分が持っているものをみんなに公表して、みんなの前で表現することができれば、それは私の誇り。誇りに思っていることをどんどんやっていければいいわ。

―― あなたの歌声を聞いて感動しない人はいないと思います。今まで褒められたことでいちばん嬉しかったことは何ですか?
ファンからのこと?

―― ファンでもいいですし、家族とのエピソードでもいいですよ。
そうね、歌だけではなくて、私の姿勢みたいなものを褒められると嬉しいですね。自分をちゃんと持っていて、謙虚な気持ちでやっているってことがちゃんと伝わればいいと思っているわ。

―― こんなにも人気が出てしまって、謙虚な気持ちをキープできるってすごいことだと思うんですが、それはどういう気持ちで自分を律してそういられるんでしょうか? 普通なら天狗になりませんか?
母親からもいつも言われてるし、私はいいチームに恵まれ、いい家族にも恵まれているので、常に自分の足を地につけているようにしているの。振り返ってみるととても大変な人生でもあったので、自分の昔を振り返ったりすると、そうせざるを得ないのよね。

―― 成功者になって、あまり知らないような親戚が突然頼ってきたり、離婚したお父さんがまた連絡を取ってきたりはしませんか?そんなときはどうする?
アハハ。それは人生にはつきものね(笑)。結構あるのよ。

―― ほんとに? それでどうしたんですか?
たとえ親戚だと嘘をついていても、その人が大変な思いをしているのであれば助けてあげたいわ。親戚であってもそうじゃなくても、大変であるなら、自分が出来ることであれば助けてあげたいですよね。

―― すごいですね。最近お母さんや兄弟にした親孝行、家族孝行ってありますか?
う~んそうね、去年、母親に家と車を買ってあげたの。子供の頃に、『18歳になったら、何を私にくれるの?』って母親に言われていたから、6歳のときに『家を買ってあげるわ』って約束したの。

―― 6歳のときに言ったんですか?
imageそう。それが実現できて、家と車を買ってあげることが出来て本当に良かったわ。

―― このアルバムの中でこの曲は自分なりにこう工夫をしたとか、プロデュ―サ―のデイヴィッド・フォスターからこう言われたとか、そんなエピソードはありますか?
スタジオにいつもデイヴィッドがいたわけじゃないんだけど、でもプロデューサーではあるのでアドバイスみたいなものはくれたわ。新しい歌のスタイルを教えてくれたりもして、常にグレートでなくちゃいけないって、そうデイヴィッドから言われたので、それを肝に銘じていたわ。

―― フィリピンだとミュージカル『ミス・サイゴン』のオリジナル主役のリー・サロンガさんが国民的英雄だと思うんですが・・・
リー・サロンガね。

―― 彼女のことはどう受け止めていますか?フィリピンでの彼女の評判はどうですか?
非常にいい人よ。彼女は本当に国の宝。みんな彼女のことを尊敬していて、もちろん私も尊敬しているわ。一緒に何度も歌ったことがあるけど、本当にすばらしい人なの。

―一 一緒に何を歌ったんですか?
え~っと、記念式典みたいな席で何人かと一緒にマイケル・ジャクソンの曲とかを歌ったわ。

―― 今、歌うこと以外で興味があることってありますか?
断然インターネット!ほかにも、歩いたり、踊るのも結構好きよ。

―― 神様から「もう1つ願いを叶えてあげよう」って言われたら何て『神様への手紙』(シャリースの曲のタイトルでもある Note to God)を書きますか?
う~ん、私にずっと恩恵を与え続けてくださいかな?

―― 来年2月のライブも楽しみにしています。
ドウモアリガトウ!

★しゃりーす・ぺんぺんこ

‘92 年5月10日生まれ、フィリピン出身。
オーディション風景のユーチューブが1千500万ヒットを記録。米『オプラ・ウィンフリー・ショー』に出演、実力でデビューを勝ち取ったシンデレラ・ガール。アルバム全米トップ10入りはアジア人初の快挙。

【シャリース ジャパン ツアー 2011】
■2/21(月) ZEPP NAGOYA
開場:18:00 開演:19:00 キョードー東海:052-972-7466
■2/22(火)&23(水) ZEPP TOKYO
開場:18:00 開演:19:00 キョードー東京:0570-064-708
■2/25(金) ZEPP OSAKA
開場:18:00 開演:19:00 キョードーインフォメーション:06-7732-8888

『シャリース』

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初回限定スペシャル・プライス盤
1,980円(税込み)
ワーナーミュージック・ジャパンより発売中

 

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