『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー役を演じ、世界的スターとなったエマ・ワトソンが休学していた大学への復学を決めたことが10月に報じられた。エマが2013年から再び通い始めるブラウン大学は米国ロードアイランド州に本部を置く私立大学だ。
米国の私立大学の授業料は一体どれほどなのだろうかと調べたところ、<a href=”http://www.forbes.com/sites/tomvanriper/2012/11/13/americas-most-expensive-colleges/” target=”blank”>Forbes</a>で最もコストのかかる大学上位10校がリストアップされていた。そこにあったのは目を疑うような金額のオンパレード。以下に驚きの授業料を紹介する。
まず、「米国一お金のかかる大学」に輝いたのは年間総コスト60,116ドル(約478万円)のサラ・ローレンス大学。ニューヨーク郊外のヨンカーズ市に位置する生徒数1,300人の小規模なリベラル・アーツ・カレッジである。人文科学や舞台芸術、執筆の教育に力を入れており、生徒個人ごとにカリキュラムが組まれる。テレビドラマ『LOST』などのヒットメーカー、J.J.エイブラムスもこの大学の卒業生である。
2位のシカゴ大学はノーベル賞受賞者を数多く輩出する世界的な名門として知られている。特に経済学の分野に強い。著名な出身者にはマッキンゼー・アンド・カンパニーの創始者であるジェームズ・マッキンゼー、映画『卒業』マイク・ニコルズ監督、またバラク・オバマ米大統領も法学フェローとして在籍していた。研究に重きを置いていることもあり、年間にかかる総コストは59,950ドル(約476万円)と、1位のサラ・ローレンス大学に肉薄している。
アメリカ合衆国が建国される前1754年創立の名門、コロンビア大学は3位にランクイン。マンハッタン島に広大なキャンパスを擁し、学生寮も完備。多数のノーベル賞受賞者をはじめ、政治家、研究者や大学教授、ジャーナリストなど、著名な卒業生は枚挙に暇がない。1年間の総費用は59,208ドル(約470万円)。
The 10 Most Expensive U.S.colleges,2012
1.サラ・ローレンス大学(ニューヨーク)年間総額60,116ドル/約478万円
2.シカゴ大学(シカゴ)年間59,950ドル/約476万円
3.コロンビア大学(ニューヨーク)年間59,208ドル/約470万円
4.ワシントン大学(セントルイス)年間58,901ドル/約469万円
5.ニューヨーク大学(ニューヨーク)年間58,858ドル/約468万円
6.ノースウエスタン大学(エヴァンストン)年間58,829ドル/約467万円
7.フォーダム大学(ブロンクス)年間58,732ドル/約467万円
8.ダートマス大学(ハノーヴァー)年間58,638ドル/約466万円
9.ボストン音楽院(ボストン)年間58,573ドル/約465万円
10.ヴァンダービルト大学(ナッシュヴィル)年間58,544ドル/約465万円
※表示金額は授業料に諸経費を合算した総コストを指す