ジェニファー・アニストンの出世作となった大人気テレビドラマ『フレンズ』がオリジナルメンバーで復活する——ファンが泣いて喜ぶようなこんな噂が今、ネット上を席巻している。膨大な量の問い合わせが殺到しているのだろう、放送していたNBCのプロデューサーがこの件に関して公式にコメントした。『フレンズ』の脚本・制作を担当していたNBCのマルタ・カウフマンは、E! Newsの直撃に応じ、こう言い放った。「今ここで、はっきりさせましょう。ないない!ありえないわ。映画化の可能性もない。『お願い、ああ、お願いだから……』なんてやる人がいてびっくりよ。怖かったわ」。加熱するファンとは対照的に、産みの親は冷め切っているようだ。この噂が持ち上がったきっかけはおそらくこの画像だ。皆が集まって談笑していたカフェにあったソファを中央に配置。ファンであればこれだけでも心拍数が跳ね上がる代物だ。2014年の感謝祭に『フレンズ』が復活することを匂わせ、ご丁寧にWarner Brothersのロゴも入っている。レイチェル役のジェニファー・アニストンは今やすっかり映画女優にランクアップしてしまっただけに、テレビではなく映画で新作が作られるのでは……そう考えると、実にスムーズに納得してしまう。この画像は昨年の感謝祭の時期にTwitterやFacebookなどで瞬く間に拡散され、ファンの間では確定事項にまでなってしまった。しかし、チャンドラー役のマシュー・ペリーはこの画像に関して「これって本当?」と訊かれ、「この噂の信憑性はゼロだよ。でも感謝祭おめでとう!」とツイートしている。期待しすぎるあまり、否定を受け入れることができずに根拠の弱い噂にすがってしまったファンを一概に責めることはできないが、この画像の制作者の罪は深い。