NY Post Page Six
“お騒がせセレブ”の先駆け的存在といえばパリス・ヒルトン(33)だろう。湯水のように金を使うド派手な私生活や失言による大炎上、セックステープの流出など、パーティーガールのスタンダードを築き上げた、いわばゴシップ報道の功労者だ。
近年はその座をキム・カーダシアンら新興勢力に奪われ、タブロイド紙上ですら姿を見ることは少なくなっていた。しかし、そんなヒルトンは今パーティDJとして大成功を収めている。アトランティックシティに別宅を構え、週に2回はドバイやベトナム、上海など世界中へ飛び、DJ業に勤しんでいるのだ。先月にはファッションウィーク開催中のパリへ。元Vogue Paris誌編集長カリーヌ・ロワトフェルドのパーティでDJを務め、4日間で270万ドルを荒稼ぎしたという。時給に換算すると34万7000ドル、1時間で3700万円のギャラを受け取った計算だ。
ロサンゼルスの自宅でNY Postの取材に応え、「DJとして一生懸命働いて、たくさんギャラをもらって、今はすごく楽しんでいるわ」と語ったヒルトン。ちなみにこの家には犬が7匹、3匹の猫、4匹のフェレット、3匹のムササビ、そしてポニーと豚が1頭ずつ飼われている。「1回のギグで100万ドル以上稼ぐというのは本当?」という直球の質問にも「母はお金のことで議論するのははしたないと常に私に言っていたけれど、ええ、本当よ」と答えた。
元々資産家である上に、膨大な額の金を稼いでいるヒルトンは最近飛行機を貸し切ることに飽き、ガルフストリームの自家用航空機を購入したという。「自慢はしたくないけど、自分の好きなことをしてお金をもらうのって最高よね」——そう語るヒルトンは、もはや親の金で豪遊するバカ娘ではなく、自らの稼ぎで身を立てる実業家だ。