image

The Hollywood Reporter

ウェルズが製作・監督を務めながらも、未完のままずっとお蔵入りしていた映画作品『The Other Side of the Wind』が、ついにこの記念の年の公開に向け動き出した。ロサンゼルスに拠点を置く製作会社Royal Road Entertainmentが権利を獲得、来月開催されるアメリカン・フィルム・マーケットに出品し配給元を募るという。

 

同作は1969年から1976年にかけて撮影された。ウェルズは1985年に死去するまで、このプロジェクトに携わっていたが、その映像はわずか45分しか編集されなかった。ハリウッドの掟と衝突しながらも、傑作を完成させようともがく年老いた映画監督の物語で、映画監督としてアカデミー賞の受賞歴がある名優ジョン・ヒューストンが主演を務めている。共演者にはスーザン・ストラスバーグ、リリー・パルマー、デニス・ホッパー、ピーター・ボグダノヴィッチなど、錚々たる映画人が名を連ねる。

 

この作品は、ウェルズの娘ベアトリスと、ウェルズと共同で脚本を書いたオヤ・コダール、そして製作会社がその版権をめぐり法廷で争っていた。このたび、Royal Road Entertainmentが版権を獲得したことで、ようやく劇場公開の可能性が浮上したのだ。同社はウェルズの記念すべき100回目の誕生日にあたる2015年5月6日までの公開を目指している。