Julien’s Auctions
36歳でその短い生涯を終えるまでに3人の男性と結婚したマリリン・モンロー。その2番目の夫で元MLB選手ジョー・ディマジオがモンローへあてて書いた手紙が競売へかけられることになった。
「愛している。君と一緒にいたい。君の信頼を取り戻せるなら他には何もいらないよ」
1954年に結婚した2人は、物理的すれ違いや、ディマジオの激しい嫉妬などで喧嘩が絶えず、1年ももたずに離婚。しかし、ディマジオはモンローを愛し続けていた。上記の一文は別居中にモンローへと送られた手紙の一部だ。今回ジュリアンズ・オークションが公開した「マリリン・モンローの失われた書簡」コレクションにはこの手紙も含まれる。
ディマジオと離婚した翌年、モンローは『セールスマンの死』などで知られる劇作家のアーサー・ミラーと結婚したが、その頃から精神的に不安定な状態を呈するようになった。そのことについて夫に報告する手紙も見つかった。
その他には、クラーク・ゲーブル、ケーリー・グラント、ジェーン・ラッセルといった俳優たちからの私的な手紙もあったとか。
これらの手紙はモンローの遺志により、演技指導の師リー・ストラスバーグに預けられていたもの。その後はストラスバーグの親友が大切に保管していたため、状態は非常に良好だという。
オークションキュレーターのマーティン・ノーランは「この手紙から彼女の素顔や交友関係が手に取るようにわかります。鳥肌が立ちますよ」と、その商品価値に太鼓判を押す。
オークションは12月5日・6日、ビバリーヒルズで開催される。コレクション全体の予想落札価格は1億1000万円以上になると見込まれている。