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Bonhams

1939年の名作映画『オズの魔法使い』で、臆病なライオン役のバート・ラーが劇中で着用した衣装がニューヨークで競売にかけられ、300万ドル(約3億6400万円)という驚きの価格で落札された。落札者の名前や職業は明かされていない。

 

この衣装は本物のライオンの毛皮で作られており、高い保温性を備えている。それ故、これを着た俳優は大量の汗をかき、衣装は毎回ぐっしょりと濡れていた。これを撮影の合間の短い時間で乾かすために、工業用の乾燥機が使用されていたという。正面には脱ぎ着するための隠しジッパーが縫いつけられており、尻尾も同じくジッパーで取り外しできる。

 

また、同じオークションイベントに出品されたアカデミー賞受賞作『カサブランカ』(1942)のアップライトピアノは、340万ドル(約4億円)で落札された。劇中で主人公リック(ハンフリー・ボガート)のかつての恋人イルザ(イングリッド・バーグマン)が、「あれを弾いて、サム。『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』を」と、リクエストし、サム(ドーリー・ウィルソン)が歌って聴かせるシーンで使われたピアノだ。戦前、戦中の名画のメモラビリアは、今も映画ファンを魅了してやまない。