BBC
ヒップホップレーベル「デス・ロウ・レコード」の共同設立者、シュグ・ナイト(49)が、ついに人を殺してしまったようだ。TMZが伝えた。
現場はギャング犯罪が多発するカリフォルニア州コンプトン。ナイトはヒップホップグループN.W.A.の伝記映画のプロモーション映像を撮影していた。ナイトの供述によると、そのとき2人の男性に突然襲われ、トラックに乗って逃げようとした際にその男性たちを轢いてしまったという。
しかし、警察署の会見で語られた状況は少々異なっている。口論が始まった約20分後、その場から去って行く男たちをナイトがトラックで追跡してはねた上、もう一度バックして車をぶつけたというのだ。
轢かれた男性のうち1人は死亡し、もう1人は病院で手当を受けているが、怪我の程度は不明だ。
ナイトは90年代にデス・ロウ・レコードを設立し、ドクター・ドレーやアイス・キューブらと西海岸のヒップホップシーンを牽引しながら、ノトーリアス・B.I.G.やディディらに代表される東海岸のラッパーたちと激しい抗争を繰り広げていたことで知られる。これまでに強盗などで数回逮捕されている他、2パックやノトーリアス・B.I.G.殺害事件への関与も疑われるなど、黒い噂の絶えない人物だ。