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The New York Times

昨年、自ら命を絶った俳優ロビン・ウィリアムズ。その死に世界中のファンが心からの哀悼の意を捧げ、彼の素晴らしい功績を讃えた。美しい思い出だけで飾られるはずの名優の死が、遺族たちによって汚されようとしているようだ。現在、遺族たちがウィリアムズの財産をめぐって激しく反目し、法廷争いにまで発展しているのだ。

ウィリアムズは3人の女性と結婚し、最初の妻ヴァレリー・ヴェラルディとの間に息子ザッカリー、2番目の妻マーシャ・グレイセス・ウィリアムズとの間にゼルダとコディーという3人の子をもうけた。2011年に結婚した最後の妻スーザン・シュナイダーには2人の連れ子がいる。

ニューヨーク・タイムズによると、ウィリアムズは不動産だけではなく、写真や自転車、玩具などを大量に所有しており、子供たちには信託財産を贈り、妻スーザンにも高級住宅地として知られるカリフォルニア州ティブロンにある自宅を相続できるように遺言していた。しかし、スーザンは、彼の死から数日も経たぬうちに3人の子供たちが自宅から様々なアイテムをごっそり持ち出したとして法廷に訴えたのだ。弁護士を雇って調べてみると、それ以外にも新聞配達などのさまざまなサービスが勝手に止められていたことがわかったという。こういった子供たちの“暴挙”により、悲嘆のプロセスが邪魔されたとスーザンは主張。

これに対して子供たちは、スーザンと父親の結婚期間は3年に満たず、悲嘆の程度も底が知れている、と強調する。財産目当ての結婚であったと印象付けることが狙いなのだろう。

遺言によって子供たちに遺されたものは、衣類と宝石、スーザンと結婚する前に撮られた写真、そしてカリフォルニア州ナパに建つセカンドハウスだ。子供たちはこれに加えて、オスカー像、6つのゴールデン・グローブ賞、2つのエミー賞、5つのグラミー賞といったトロフィー類の所有権を要求しているという。スーザンはこれらのものへの執着はなく、結婚式でウィリアムズが着たタキシードと、有名人としてではなく私人としての彼の装飾品コレクションを手元に置けることを望んでいる。