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グレイトフル・デッド50周年記念の再結成公演が28日にカリフォルニア州サンタクララでスタートした。7月3〜5日にはシカゴのソルジャー・フィールド・スタジアムでスリーデイズライブを行う。この会場は1995年に亡くなったギター&ボーカルのジェリー・ガルシアが最後に立ったステージだ。それ以来、グレイトフル・デッドはバンドとしての活動を停止していた。
今回の再結成は20年ぶりであり、メンバーが「これが最後」とアナウンスしているようにグレイトフル・デッドを見ることの出来るラストチャンス。28日のリーバイス・スタジアムには往年のファンが詰めかけ、会場は凄まじい熱気に包まれた。そして、ライブ終盤「Viola Lee Blues」の演奏中にはステージ上に虹が出現。そんな奇跡のような演出も手伝って、ライブは感動のうちに幕を閉じた。
しかし虹の出るタイミングがあまりにも完璧すぎるのではないかという疑問がファンの間で持ち上がった。ビルボードのニュースサイトが「虹を人工的に架けるために5万ドルのコストがかかった」とする関係者のコメントを報じたことで議論が過熱。虹が自然の産物だと主張するコメントは、「神がかったバンドなのだから、虹くらい出る!」というファン心理が前のめりになっているものから、「当日の天候は虹が出る条件を満たしていた」と論理的に主張するものまで様々だ。
バンドのメンバーはこの件については一切言及していないが、写真を見る限り、本物のように思える。