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Instagram/Idris Elba

「僕からすると、彼はこの役を演じるには粗野すぎる。人種の問題じゃない。ちょっとストリートすぎると思うよ」──次期ジェームズ・ボンド役の最有力候補と目されているイドリス・エルバ(42)に与えられた、作家アンソニー・ホロヴィッツの評価だ。この発言が報じられるや非難が殺到し、ホロヴィッツは即座にTwitterで謝罪コメントを出した。

 

「私のイドリス・エルバに関するコメントが皆さんの怒りを買ってしまったことに心から謝罪します。あれは私の意図するものではありませんでした。インタビューで、私はイドリス・エルバが良いジェームズ・ボンドとなれるかどうか訊かれました。記事では、私の意見をこのように表現したのです。エイドリアン・レスターのほうがベターな選択だと思うが、私は脚本家であってキャスティングディレクターではないのでね、と。そこで、“ストリート”という言葉を選んでしまったのは僕の不器用さ故です。僕の頭の中には『刑事ジョン・ルーサー』での、彼の勇敢な演技が浮かんでいて、思わずそんな言葉を使ってしまった。誤解を生じさせてしまい、遺憾の極みです」

 

これを受けて、当のエルバはInstagramでホロヴィッツの謝罪を伝えるオンラインニュースのスクリーンショットを投稿。添えられたメッセージにはこうあった。

 

「いつも笑顔でいましょう! エネルギーもいらないし、誰も傷つけません。僕はこのことをストリートで学びましたよ!」

 

このスマートな対応に、「なんて紳士的なんだ。最高の返答だ」「007は好きじゃないけど、イドリスがボンドを演じるなら見に行くよ」といった賞賛のコメントが多数寄せられている。彼の人柄と、ファンの支持がキャスティングの後押しをするかもしれない。

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