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BBC

“ノルディック・ノワール”の重鎮であるスウェーデンの推理作家ヘニング・マンケルが5日、67歳で病死した。英BBCなど欧米の複数のメディアが報じている。

北欧のミステリーが注目されるようになってから久しい。ノルディック・ノワールと呼ばれるこの流れの人気は未だ衰えるところを知らない。マンケルは、『ドラゴン・タトゥーの女』のスティーグ・ラーソン、『スミラの雪の感覚』のペーター・ホゥ、『湖のほとりで』のカリン・フォッスムらと並ぶノルディック・ノワールを代表する作家の一人だった。

マンケルの代表作といえば、1991年の『殺人者の顔』を始めとするクルト・ヴァランダー警部の活躍を軸に描く警察小説シリーズだ。世界中で4000万部を売り上げ、BBCで『刑事ヴァランダー』のタイトルでドラマ化もされた。3シリーズが放映され、英国アカデミー賞のテレビ部門をほぼ総なめにした。

昨年、がんと診断されたことを新聞のコラムで公表。闘病を続けていたが、5日に代理人が「病気により、静かに息を引き取った」と発表した。

昨年、がんと診断されたことを新聞のコラムで公表。闘病を続けていたが、5日に代理人が「病気により、静かに息を引き取った」と発表した。

ドラマ『刑事ヴァランダー』で主演したケネス・ブラナーは以下のような声明を出している。

「ヘニング・マンケルは人生、そして芸術に、情熱を注ぎ込む人でした。彼の刺激的な知性と寛大な人格を恋しく思います。その厳しい政治的な積極行動主義や長年に及ぶアフリカにおける活動を抜きにしても、スカンジナビアの文学界に多大なる貢献をしました。彼の愛した家族の皆さん、友人、世界中の読者と共に、この素晴らしい作家の冥福を祈ります」。