SPORTS ILLUSTRATED
過日、「スポーツ・イラストレイテッド(SI)」誌の水着特集号の表紙に、史上初のプラスサイズモデルが起用されたというニュースをお伝えした。豊満な肢体で伝統あるSI誌のカバーを飾ったアシュレイ・グラハムはSNSで喜びを爆発させ、ファンもこれを大いに祝福した。しかし、モデル業界の多様化は歓迎されるばかりではないようだ。
70~80年代に活躍した元スーパーモデルで、SI誌にも登場していたシェリル・ティーグス(68)がグラハムを「不健康だ」と一刀両断した。
「豊満な女性について語るのは好きじゃないわ。だって、どうしても美化しちゃうでしょ。それに、ウエストは35インチ(約89センチ)以下であるべきよ。ドクター・オズ(現役医師で人気番組「The Dr. Oz Show」の司会者)も言っていたもの。私も同意見よ。健康的とは思えない。彼女の顔はとてもとても美しいけれど、長い目で見るとあの体は不健康よ」
今年のSI誌の水着特集号のカバーは3パターン。女性格闘家のロンダ・ラウジー、正当派スーパモデルのヘイリー・クラウソン、そしてアシュレイ・グラハムだ。ティーグスはクラウソンのバージョンを自身のFacebookページでこのように褒めちぎっている。
「冷蔵庫に美しい水着モデルの写真を貼っていたことを思い出したわ。こういう写真は細く、健康的で、強い体を持つということへのモチベーションになってくれた」
この発言は、反感を買ってしまったためか、現在では削除されている。
ネット上では「シェリル、よくぞ言ってくれた」「モデルは細くあるべき」という意見と、「シェリルは差別主義者だ」「整形とダイエットピル漬けのモデルのほうがよっぽど不健康だろうが」という声で真っ二つに分かれ、激しい論争となっている。