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今年のアカデミー賞授賞式でプレゼンターを務めたJ.J.エイブラムス
Aaron Poole /(C)A.M.P.A.S.

 

米ニューヨークで開催中の第15回トライベッカ映画祭に、希代のヒットメーカー、J.J.エイブラムスがクリス・ロックとのトークショーに登場した。エイブラムスは自身が制作総指揮を執ったドラマ『エイリアス』で、ある女優の起用が大失敗だったことを明かした。

「名前は言えないけど、ある女優がね……ものすごく無礼だったんだ。スタッフの何人かは本当に泣かされていたよ。彼女がオールアップした数週間後、あるプロデューサーから彼女を使おうと思っているんだけど、という電話をもらってね。『やめたほうがいい。あの人は厄災だ。本当にひどかった』と答えた。彼は『どうもありがとう』と言って、彼女をキャスティングしなかったんだ」

J.J.エイブラムスはスタッフ・キャスト思いの人格者で知られる。そんな彼をしてここまで言わしめるその女優は一体何をしでかしたのだろうか。彼の災難はさらに続く。

「噂を聞いたらしく、『私を使うなって言ったようね!』と怒りの電話が来た。僕は『君は最悪だった! 何を言っているんだ!』と言い返してしまったよ」

『エイリアス』には多くのゲスト女優が出演していたため、その厄災のような女優を特定することは容易ではないが、ファンの間ではアリアナ・ケイン役のフェイ・ダナウェイ(75)、ハイデン・チェイス役のアンジェラ・バセット(57)、トニ・カミングス役のヴィヴィカ・A・フォックス(51)あたりではないかと予想合戦が繰り広げられている。

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